【活動報告】Spring Ski Camp(2025年3月26日~3月30日 実施)

3日目

スキーキャンプも折り返し地点の3日目。朝の光が窓から差し込む中で目を覚ました子どもたちは、昨日に続いて快晴の空を見上げ、今日もゲレンデで思いきり滑れることに胸を弾ませていました。今年は天候に恵まれ、スキーに集中できる最高の環境が整っています。

そして3日目は、スキー検定の日。検定に挑戦するという緊張感と、ここまでの練習の成果を発揮したいという期待が入り混じった、独特の空気に包まれた一日となりました。

午前中は練習の時間です。初級グループは引き続きリフトに乗り、基本的なターンやストップ技術の向上を目指して練習を重ねました。子どもたちは徐々に滑りの感覚をつかみ、緊張した面持ちで挑んでいる子もいましたが、インストラクターの指導のもと、少しずつ自信をつけていく様子が見られました。

中級グループでは、スピードコントロールやターンの精度を高めるために、斜面を使って何度もターンの練習を繰り返しました。途中で転んでもすぐに立ち上がり、何度でも挑戦する姿が印象的でした。上級グループは、より長いコースでスムーズなターンを行うために、視線の使い方や体の動かし方に焦点を当てて練習していました。滑る距離が長くなるにつれ、スピード感も増し、子どもたちの顔つきがどんどん真剣になっていきました。

そして、いよいよ午後からは検定が始まりました。初級グループは、リフトで滑り降りる途中で止まり方やターンの基礎技術を確認しながら検定に臨みました。緊張しながらも、これまでの練習を思い出し、ひとつひとつ丁寧に滑りきる姿が印象的でした。インストラクターやスタッフの励ましを受け、子どもたちは自信を持って滑り降りることができました。

中級グループは、連続ターンを滑りながら、スピードやライン取りの精度をチェックされる課題に取り組みました。これまでに積み重ねてきた練習の成果が試される瞬間であり、滑る前に深呼吸をして気持ちを落ち着け、挑戦する子どもたちの姿が見られました。自分の滑りを冷静に分析し、最後まで集中して検定を終えた子どもたちの表情は晴れやかでした。

上級グループは、ターンを連続して行い、さらにスピードと安定性が求められる検定に挑みました。速さとバランスが求められる中、完璧なフォームで滑り降りる子どもたちには、自然と周囲から歓声が送られました。多少の失敗や転倒もありましたが、それでも前向きに次の挑戦に臨む子どもたちの姿が印象的でした。

検定を終えた後、子どもたちの間では自然とその出来栄えについての話が始まりました。どの課題でうまくいったか、どこでちょっとした失敗があったかなど、みんなが自分の経験を振り返りながら会話していました。
それぞれの滑りや反省点を話し合う姿があり、子どもたちにとって仲間と支え合いながら成長する貴重な時間となりました。

3日目の夜は、検定を終えた安堵や達成感からか、就寝準備を終えたら、電池が切れたように一瞬にして眠りについていました。

ついに最後のスキー!山頂付近からの滑走の様子は次のページへ

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