【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(2025年8月8日~13日実施)

2025年8月8日(金)~8月13日(水)の5泊6日間で、「東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ」を開催致しました。
参加者34名、引率者12名、合計46名と、過去最大規模の人数での開催となり、現地での天候にも恵まれ、充実の6日間を過ごした八丈島での活動を紹介致します。

8月8日(金)の夕方、夏の夕暮れの港には、島へ向かう人たちが集まり、期待と少しの緊張を帯びた独特の空気が漂っています。
そうした中、本キャンプの運営に万全を期するため、職員と引率のリーダーたちは、子どもたちの集合より数時間も前から集まり、最終MTGを行いました。事前に伺っている健康情報や持参薬のチェックなどを行った上で受付を間違いなくかつ円滑に行い、保護者の皆様に子どもたちを安心して送り出していただけるよう、綿密な確認を行いました。

そして集合時刻になると、いよいよ子どもたちが続々と集まってきます。34名の子どもたちと保護者の方々、さらに我々運営側のスタッフと、100名近い規模の集団のため、待合所の端の方で他の方々のお邪魔にならぬ様配慮しながら、受付を行いました。

初めてリーダーと顔合わせをし、自己紹介や簡単な会話を交わすうちに、少しずつ表情が和らいでいきます。この最初の時間は、キャンプに臨む準備を心身ともに整えるという自立の第一歩です。
持ち物を確認する、健康状態を伝える、仲間やリーダーに挨拶するといったところからキャンプ生活が始まっており、これらのことを保護者の方と共に自分自身で行うことが、キャンプ中に育もうと考えている自立の第一歩となります。

全員がそろい、いよいよ乗船です。橘丸の大きな船体を前に、子どもたちの目が輝きます。荷物を置いて甲板に上がってみると、見送りの保護者の方々が埠頭のデッキから手を振っており、子どもたちも「行ってきます!」と大きく手を振り返します。
この瞬間は、子どもたちが家族のもとを離れて自分の力で過ごす一種の「覚悟」を持つ大切な節目です。
次第に小さくなり、やがて見えなくなっていく保護者の姿に、船旅の旅情も一層深まります。

橘丸が進む東京湾内からは、レインボーブリッジやお台場の夜景が広がり、港の灯りが次第に遠ざかっていく景色は、これから始まる非日常への扉を開くようでした。

リーダーからは、船内での過ごし方や就寝準備の方法を聞き、早めに寝床を整えます。初めての船の中、大部屋での寝泊まりに慣れない様子はありながらも、隣の友達と笑い合う姿や、小さな声で旅の計画を話し合う微笑ましい姿が見られました。

船はゆっくりと波を越えながら南へ。子どもたちは明日からの海や山での活動に胸を膨らませつつ、船の揺れに身を委ねて眠りにつきました。

いよいよ八丈島に上陸! 八丈島の自然や文化を学びつつ、海遊びも満喫する様子は次のページへ

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