
【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(2025年8月8日~13日実施)
5泊6日の八丈島キャンプも最終日を迎えました。長いようであっという間だった日々を懐かしく振り返りつつも、船の出発時間に合わせて、いつもより早めに起床して、荷物の発送の準備を進めます。

5日間に渡ってお世話になったお宿とも、今朝でお別れです。朝食の終わりに、宿の方へお礼を伝えます。子どもたちの「ありがとうございました!」の声は、この数日間で培われた礼儀と感謝の気持ちがこもったものでした。荷物をまとめ、忘れ物がないか部屋を一巡した後、車に乗り込み港へ向かいました。

港に着くと、八丈島の方々が見送りに来てくださっており、手を振る大人たちの姿に「また来るね!」と声を返す子もいます。八丈太鼓の音が大きく響く中、船がゆっくり岸を離れ、八丈富士の稜線が遠ざかるにつれ、笑顔の中にも少しの寂しさが混じっていました。



デッキで最後の島影を目に焼き付けた後は、船室に集まり、キャンプ全体の振り返りを行います。画用紙に、自分が一番印象に残った出来事や学んだことを絵や文章でまとめていく子どもたち。
「八丈富士のてっぺんまで頑張って登ったこと」「海で飛び込みをしたこと」「島寿司のおいしさ」など、一枚一枚に、その子らしい視点や感動が詰まっています。まとめ終えたあとは、皆で発表会。聞く側の子どもたちも真剣に耳を傾け、仲間の体験を自分のことのように感じ取っていました。互いの発表を聞き合う中で、自分にはなかった新しい視点を得たり、発表の仕方の工夫を学び取ったりしつつ、記憶を言葉にして共有することで学びを定着させ、キャンプを通じた成長を確かめ合う貴重な場となりました。





長い船旅の間には、途中2回の食事を挟み、体を休めながらゆったりと過ごします。夕方が近づくと、船を取り巻く周囲には東京湾の灯りが広がり、夜の帳の中でレインボーブリッジが浮かび上がります。行きと同じように橋の下をくぐる瞬間、子どもたちは歓声を上げ、旅のはじまりを思い出すように外の景色を眺めていました。



港に着くと、保護者の方々が手を振って迎えてくれました。子どもたちの笑顔から、この6日間の充実ぶりが伝わります。全体では全員が大きなケガや事故なく帰ってきたことを報告し、改めて保護者の皆さまに感謝をお伝えしました。
子どもたちの中には、「次は絶対、冬のスキーキャンプに行く」と意気込みを見せる子や、「帰りたくない」と泣き出してしまう子など、さまざまでしたが、いずれも今回の経験が大きな経験として心に残ったための反応でしょう。


こうして、仲間と支え合い、自然と文化に触れ、多くの挑戦と発見を積み重ねた八丈島キャンプは、無事に幕を閉じました。子どもたちの中に芽生えた自信や感謝、探究心は、この先の日常でも確かな力となって生き続けていくことを信じています。
今回も大きなケガや事故なく、無事にキャンプを終えることができ、また多くの方にご支援・ご協力をいただいたことで、子ども達が貴重な経験を得ることができました。この場をお借りして、皆様に御礼申し上げます。
次回の活動は、11/29(土)開催の日帰りイベント「森の幼稚舎 -秋の木工&手作りおもちゃ創作編- 」12/26(金)~30(火)にかけて開催する「ジュニアスキーキャンプ」と「キンダースキーキャンプ」の参加者を募集中です。スキーキャンプは、今回の八丈島キャンプと並び、てんげんじこどものいえの2大キャンプの内の一つです。既にお席も埋まりつつありますので、ご希望の方はお早めのお申し込みをお願いいたします。
以下、保護者の方からの嬉しいお声を紹介いたします。
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