【活動報告】森の幼稚舎 - 清流沢遊び編 -(2025年7月5日実施)

2025年7月5日(土)、毎年恒例となった「森の幼稚舎-清流沢遊び編-」を開催しました。
このプログラムは、自然の中での自由な遊びや体験活動を通して、子どもたちの感性や想像力、そして自ら考え行動する力を育むことを目的に実施されています。春・夏・秋と続くこのシリーズの中でも、夏の沢遊び編は特に人気の高い企画で、今年も多くのご家庭にご参加いただきました。

森の幼稚舎とは?

森や川、山での活動を通して、豊かな感性や想像力、自分で考えて行動する力を養える、自然体験活動の場です。
火遊び、丸太切り、自然素材を使った木工作など、大自然の中で子ども達が自分で遊びを考え、生み出し、自分の責任で自由に遊びます。
子ども達はそうした遊びを通して、大いに楽しみながらも「興味を持ったことに没頭する」、「試行錯誤の中で工夫と挑戦を繰り返す」、「お友達との関わり合いの中で我慢を覚える」等の経験が得られます。

当日は、子ども18名、保護者13名、引率スタッフ13名の総勢44名での実施となりました。前日までの雨により地面はやや湿っていたものの、当日の天候はおおむね曇り。時折雲間から日差しが差す穏やかな一日で、涼やかな山の空気の中、予定通りプログラムを進めることができました。

朝早く、昨年と同じく新宿駅新南口に集合した参加者たち。スタッフは集合時刻よりも早く集まり、最終確認とミーティングを行って、受け入れの準備を整えました。時間が近づくと、リュックを背負い、虫かごや網を手にした子どもたちが続々と到着。受付を済ませた後は、初めて会うお友達やリーダーに少し緊張しながらも、目を輝かせて出発を待っていました。

出発式では、スタッフから挨拶と一日の流れ、公共交通でのマナーや安全に関する説明があり、保護者と子どもたちは真剣に耳を傾けていました。そして「いってきます!」の元気な声とともに、電車とバスを乗り継いで、清流がすぐそばに流れる秘密基地へと向かいます。

高尾駅でのトイレ休憩を経て、バスで林道を進んだ一行は、豊かな緑に包まれた山道を歩いて目的地の秘密基地へ向かいました。前日の雨で足元はやや湿っていたものの、子どもたちは慣れない山道にも臆することなく、力強く歩みを進めます。途中には小さな橋を渡ったり、草木の間をぬって進んだりと、まるで冒険のような道のりが続きます。

秘密基地に到着すると、現地スタッフの出迎えを受け、沢遊びに向けた準備が始まります。スタッフの指示のもとで注意点や遊び方についての説明を受けた後、いよいよ子どもたちが楽しみにしていた沢遊びがスタート。

清らかな沢の水を目の前に、さっそく冷たい水を浴びようとする子、水辺に足だけを入れて慎重に様子を見る子、それぞれが自分のペースで遊び始めます。最初は水の冷たさに驚いた子どもたちも、次第にその感触に慣れていき、笑顔で水を掛け合ったり、網を片手に生き物探しに夢中になったりと、元気いっぱいに遊びます。

中には岩の隙間や石の下を丁寧に探し、カニを見つけて喜ぶ姿も見られました。透明度の高い水の中で、動く小さな影を追いかけながら、お友達と協力して捕まえようとする様子は、まさに自然の中で育まれる学びの時間です。

また、沢の流れの中で足を取られそうになったり、岩の上で滑りかけたりする場面もありましたが、スタッフが見守る中、子どもたちは自らバランスをとったり、「ここすべるから気をつけて」と声をかけ合ったりしながら、安全に遊び続けました。こうした経験を通じて、「危ないからしない」のではなく、「どうすれば安全に楽しめるか」を体で覚えていくことも、この活動の大切な意義の一つです。

たっぷりと沢遊びを楽しんだあとは、子どもたちもお腹がぺこぺこ。秘密基地に戻り、それぞれが持参したお弁当を広げての昼食タイムとなりました。幸い、天候は曇り空でしたので過ごしやすく、森に囲まれた涼やかな空気の中で食べるごはんは格別です。水辺で思いきり遊んだ後ということもあり、「もう食べ終わっちゃった!」という子もいるほどでした。中には、「見て、これお母さんが作ったんだよ」と、笑顔いっぱいにお弁当を頬張る姿も見られ、スタッフもその様子を微笑ましく見守りました。

食後は、木陰や芝生の広場でしばらくの自由時間となります。鬼ごっこに興じる子、虫網を片手に森の中を探索する子、ハンモックに揺られてひと休みする子など、思い思いの過ごし方で自然を満喫していました。沢遊びが楽しかったのか、再び水辺に戻って遊ぶグループも見られました。午前中よりも遊び方に慣れた様子で、水を掛け合ったり、生き物探しに再挑戦したりと、さらにのびのびと遊んでいました。

一方、工作コーナーでは、木材や自然素材を使った創作活動が行われていました。今年は木のネックレスづくりが人気で、苦労して切った木材を組み合わせてオリジナルのアクセサリーを作る子どもたちの姿が印象的でした。また、大きな板に絵を描き、電車のように見立てた作品を作る子も登場し、まわりのお友達も興味津々。創作の輪が自然に広がっていきました。

子どもたちは、木を切る、やすりをかける、ペンで絵を描くといった工程を、一つひとつ自分で考えながら取り組みます。大人が手を出すことなく、必要な時だけそっと手助けするスタイルで見守ることで、子どもたちの「自分でやってみたい」という気持ちを大切にしました。

自由遊びの時間が進むにつれて、森の中ではますます多彩な遊びが展開されていきました。小学生の子どもたちが中心となり、即席の鬼ごっこチームをつくって遊ぶ中で、年中や年長の子たちも自然に混ざり合い、異年齢の交流が広がります。年齢や性格に関わらず、それぞれが自然の中で安心して関われる雰囲気が生まれているのは、この活動ならではの魅力です。

森の中には、スタッフの手でハンモックや木のブランコも設置されており、木陰でゆったりと揺れながら過ごす子や、保護者の膝でひと休みする子も見られました。森の急斜面に果敢に挑む子も多く、滑りやすい足元も、むしろその状況を前向きに楽しむたくましさが感じられました。

活動の終わりが近づいてくると、子どもたちは片づけを手伝いながら、それぞれの道具や作品をまとめていきます。木工で作ったネックレスや電車の板は、丁寧に袋にしまわれ、嬉しそうに保護者に見せている姿が印象的でした。

その後、記念写真を撮影し、現地のスタッフにお礼を伝え、帰路へと出発しました。帰りのバスと電車の時間に合わせ、名残惜しい気持ちを胸に、秘密基地をあとにします。復路でも、元気いっぱいにおしゃべりを続ける子もいれば、行きの疲れが出たのかぐっすりと眠る子の姿も。天候は曇りのままで推移し、雨に降られることもなく、予定通りの行程で新宿駅へと到着しました。

夏は、これからが本番。てんげんじこどものいえのキャンプやイベントも盛りだくさんです。
これからも、子どもたちの成長と笑顔を応援する活動を続けてまいります!

キャンプ・体験活動の年間予定はこちら

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