【活動報告】森の幼稚舎 - 清流沢遊び編 -(2026年7月4日実施)

2026年7月4日(土)、毎年恒例となった「森の幼稚舎-清流沢遊び編-」を開催しました。
このプログラムは、自然の中での自由な遊びや体験活動を通して、子どもたちの感性や想像力、そして自ら考え行動する力を育むことを目的に実施されています。春・夏・秋と続くこのシリーズの中でも、夏の沢遊び編は特に人気の高い企画で、今年も多くのご家庭にご参加いただきました。

森の幼稚舎とは?

森や川、山での活動を通して、豊かな感性や想像力、自分で考えて行動する力を養える、自然体験活動の場です。
火遊び、丸太切り、自然素材を使った木工作など、大自然の中で子ども達が自分で遊びを考え、生み出し、自分の責任で自由に遊びます。
子ども達はそうした遊びを通して、大いに楽しみながらも「興味を持ったことに没頭する」、「試行錯誤の中で工夫と挑戦を繰り返す」、「お友達との関わり合いの中で我慢を覚える」等の経験が得られます。

当日は、子ども20名、保護者13名、引率スタッフ11名の総勢44名での実施となりました。前日までの雨により地面はやや湿っていたものの、当日の天候は曇り。夏らしからぬ涼しさの中、山の澄んだ空気を感じながらの一日となりました。

朝は例年と同じく、8時20分に新宿駅新南口に集合。スタッフは集合時刻よりも早く集まり、最終確認とミーティングを行って受け入れの準備を整えました。時間が近づくと、リュックを背負い、虫かごや網を手にした子どもたちが続々と到着します。

出発式では、スタッフから挨拶と一日の流れ、公共交通でのマナーや安全に関する説明があり、保護者と子どもたちは真剣に耳を傾けていました。そして「いってきます!」の元気な声とともに、電車とバスを乗り継いで、清流がすぐそばに流れる秘密基地へと向かいます。

高尾駅でのトイレ休憩を経てバスで林道を進み、豊かな緑に包まれた山道を歩いて目的地へ。雨上がりで足元がぬかるむ場所もありましたが、スタッフが先導して危険な箇所を伝えながら、一歩一歩慎重に、それでも力強く歩みを進めました。

秘密基地に到着すると、現地スタッフの出迎えを受け、沢遊びに向けた準備が始まります。遊び方や注意点についての説明を受けた後、いよいよお待ちかねの沢遊びのスタートです。

雨の後ということもあり、沢の流れはいつもより少し速く、水もひんやり。最初の一歩に「冷たい!」と声を上げ、水辺で慎重に様子を見る子もいましたが、それぞれが自分のペースで少しずつ水に慣れていきます。慣れてしまえばこちらのもの。水を掛け合ったり、網を片手に生き物探しに夢中になったりと、元気いっぱいの歓声が沢に響きました。

生き物探しでは、今年も岩の隙間からサワガニが見つかりました。小さな個体から立派なサイズのものまで、いくつものポイントで発見が続き、透明な水の中の小さな命との出会いに、子どもたちの目は輝いていました。

途中、濡れた岩場で滑って尻もちをついてしまう場面もありましたが、スタッフの「大丈夫?」の声かけに、自分の力ですっと立ち上がる姿も。危険な箇所はスタッフが常に目を配りながら、子どもたち自身も「どうすれば安全に楽しめるか」を体で覚えていきます。

この日は水温が低めだったこともあり、体が冷えないよう少し早めに沢から上がって、昼食の時間としました。水辺で思いきり遊んだ後のお弁当は格別で、森に囲まれた涼やかな空気の中、お友達と見せ合いながら楽しくいただきました。

午後は、沢を含むフィールド全体での自由遊びの時間です。工作コーナーで創作に取り組む子、もう一度沢へ向かう子、焚き火を囲む子、虫網を手に森を探索する子、鬼ごっこやブランコに興じる子と、それぞれが思い思いの遊びを見つけていきます。

工作コーナーには、手回しごま、ブンブンごま、木のペンダントづくりの三つが用意され、多くの子どもたちが長い時間をかけて創作に打ち込んでいました。手回しごまは模様を選んで自由に色を塗れるとあって、青空の下、夢中で筆を進める子どもたちの姿が見られました。完成すると早速回してみますが、最初はうまく回せず苦戦する子も多く、先にコツをつかんだお友達から「ぎゅっと挟んでくるっと回すんだよ」と教わりながら、少しずつ上達していきました。

すぐ隣に目をやると、丸く切った木材にキリで穴を開けてブンブンごまを作る子どもたちの姿も。初めて扱う工具に恐る恐るだった子も、スタッフや保護者のアドバイスを受けながら、次第に真剣な表情で作業を進めていきます。穴にたこいとを通していざ回してみると、「ブンブン」と鳴らすまでには一苦労でしたが、うまく回せた瞬間には「できた!」と歓声が上がりました。そのさらに奥では、木のペンダントづくりに、黙々と取り組む子どもたちの姿も見られました。

午後も沢遊びを選んだ子どもたちの中には、何度も沢を往復しては、ゴールできた回数を誇らしげに数え上げる小学生の女の子たちの姿も。回数を重ねるごとに自信を深めていく様子が印象的でした。

フィールドの一角では、「秘密基地を作ろう!」と地面を掘り始めた年長の男の子たち。大人たちが「秘密基地」と呼ぶこの場所で、子どもたちはさらに自分たちだけの秘密基地づくりを始めたのです。遊び終わった後、使ったシャベルをスタッフが洗っていると、「自分たちで使ったものだからね」と、自ら進んで片付けを代わってくれました。自分で使ったものは自分で最後まで片付ける——遊びの中でそうした意識が自然と育っていることを感じる、うれしい一幕でした。

そうして思い思いの時間を過ごした後、男女交代で希望者がシャワーを浴びて着替えを済ませ、全員で記念撮影。現地のスタッフにお礼を伝えて、名残惜しい気持ちを胸に秘密基地をあとにしました。帰りの電車では、一日の出来事を元気いっぱいに話し続ける子もいれば、心地よい疲れからぐっすりと眠る子の姿も見られました。

夏は、これからが本番。てんげんじこどものいえのキャンプやイベントも盛りだくさんです。

次回は7月28日(火)からの3泊4日、「西伊豆アドベンチャーキャンプ」を開催します。西伊豆の海と山の大自然を舞台に、子どもたちの冒険心が思う存分はじける4日間です。

なお、「西伊豆アドベンチャーキャンプ(7/28-31)」は現在キャンセル待ちとなっております。「東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(8/9-14)」は若干名の受け入れが可能ですので、ご希望の方はお早めにお電話やメールにてお問い合わせください。

今後も、子どもたちに豊かな経験を提供するイベントを企画してまいりますので、どうぞお楽しみに!

キャンプ・体験活動の年間予定はこちら

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