【活動報告】西伊豆アドベンチャーキャンプ(2025年7月22日~7月25日実施)

2025年7月22日(火)から25日(金)の3泊4日で、てんげんじこどものいえ主催の「西伊豆アドベンチャーキャンプ」を開催いたしました。
西伊豆の雄大な自然に囲まれた「やまびこ荘」に滞在し、海・山・川すべてのフィールドを遊びつくしながら、たくさんの体験と学びに満ちた日々を過ごしました。

7月22日の朝7:45、集合場所の慶楓会白金台教室に総勢45名の参加者が集まりました。
7:15頃から受付を始めていましたが、朝早くの集合に少し眠そうな様子を見せる子や、「今朝は頑張って早起きしたんだよ!」と早くも元気いっぱいな子まで反応は様々です。「ほら、これ持ってきたんだ!」と持参した水遊び道具を嬉々として見せてくれる子もいて、一人一人が今回のキャンプを楽しみにしてきた様子が伝わります。

受付で名前を伝え、自分のグループのリーダーと顔を合わせます。初めて会うお兄さん・お姉さんに少し緊張気味の様子も見られますが、優しく声をかけられると、すぐにその表情は笑顔で緩みました。薬や虫よけ・日焼け止めの有無や、しまってある場所をリーダーと一緒に目視で確認します。荷物のどこに何があるか自分でしっかり把握しておくというのも、このキャンプで子どもたちが自立を育む上で大切なことの一つと考えているため、子どもたちが改めて自分の持ち物について確認することを促しました。
そして、これからの楽しい日程が書き込まれているキャンプのしおりを最後に受け取ると、子ども達の表情はさらに明るくなり、これからのキャンプ生活に向けて胸を高鳴らせている様子が伝わってきました。

今回は、各グループに2名のリーダーがつき、さらにサポートのスタッフがつくという手厚い体制で子どもたちを迎え入れました。
年々、定員を増やし、さらに今回は施設を貸切にすることにより、多くの方にご参加いただけるよう努めましたが、そうした中でも定員を上回るお申し込みをいただいたことで、お断りせざるを得なかった方には大変申し訳ないことでした。

バスが到着すると、受付を済ませた子どもたちは順次バスに乗り込んでいきます。中には、保護者の方と離れて子どもたちだけで過ごすことに、はじめは少し不安そうな表情を見せる子もいましたが、リーダーがすぐに気づいて声をかけると、安心して保護者に「いってきます」を伝えることができていました。

そうして全員が乗り込むと、保護者の方々に見送られ、バスは一路やまびこ荘へ向かい、走っていきます。
バスの中では、キャンプの経験豊富なスタッフが「こぶたが道を」という手遊び歌を少しアレンジしたものを教えてくれました。合いの手を入れるように声を出していると、初めは小さかった声がだんだんと大きくなり、子どもたちもいつの間にか大盛り上がりで、隣になったお友達やリーダーと一緒に歌や会話を楽しむ様子が見られました。

その後、子どもたち待望のおやつタイムやSAでの休憩をはさみながら、バスは目的地へと向かい、昼過ぎに「やまびこ荘」に到着しました。
やまびこ荘は、もとは小学校だった建物を改装した宿泊施設で、いたるところに学校の面影を感じることができます。
到着後はさっそくBBQハウスで昼食の時間です。ここでもスタッフから新しい歌を教わります。「ごはんだごはんだ」などの呼び名で知られる、キャンプでは定番ともいえる歌で、「線路は続くよどこまでも」のメロディに乗せて歌います。
「替え歌だね!」「聞いたことある!」という声もちらほら聞こえる中、皆で「いただきます」と元気よく挨拶をします。
お家の方の愛情がこもったお弁当を広げ、外の空気を感じながら友だちと一緒に食べる時間は、これからキャンプが始まる期待感を高めてくれるひとときとなりました。

食後は、チェックインまでまだ時間があるので、さっそく温泉プールへ向かいました。温泉プールは、屋外の一角に設けられており、その名の通り冷たい水ではなく、温かい温泉が流れ込む不思議なプールです。着替えを済ませた後、リーダーと一緒にプールサイドに並び、念入りに準備体操をします。リーダーの「一、二、三、四」という掛け声に大きく「五、六、七、八」と元気な声が返ってきます。

体操を済ませ、温かいシャワーで体を濡らしたら、年長の小さい子たちは、プールでも必ずライフジャケットを着ます。きちんと着られているかリーダーのチェックを受けたら準備完了。プールに入ると、「わあ、本当に温かい!」と驚く声も上がります。各々が泳いだり潜ったりと思い思いに遊ぶ中、リーダーに手を取ってもらい、泳ぎの練習をする子の姿もありました。

しばらく遊ぶとチェックインの時間になり宿舎へ入ります。事前に宿舎に送った自分の荷物を、廊下に並べられた荷物の山の中から探し出し、それを部屋ごとに整理します。自分の荷物は自分で管理することや、荷物のチャックは必ず閉めるなどの約束も確認しました。

そして、夕食までの間、グループごとに入浴を済ませます。リーダーと一緒にお風呂場へ行き、「体をきれいにしてから湯船に入る」「持ち込んだタオルは湯船につけない」「湯船に潜らない」「上がる前に小さなタオルで体を拭き、脱衣所を濡らさない」といった使い方のルールやマナーを教わります。

はやく入浴を終えた子は、部屋で日記を書いたり、少し休憩したりして夕食までの時間を過ごしました。「今日は何が楽しかった?」とリーダーが問いかけると、バス移動中のレクリエーションや、プールなど、様々な反応が返ってきます。

このようなたわいもないように見える会話も、リーダーと子どもたちの距離を少しずつ縮めるだけでなく、さらに子どもたちが自分の経験を内面に刻むために意図的に行なっているものです。

そうしているうちに、夕食の時間になると放送が入り、皆で給食室へ移動します。初日のメニューはみんな大好きなハンバーグ。「おいしそう!」「はやく食べたいね」などの声が聞こえてきます。
リーダーがご飯や麦茶の配膳を手伝ってくれる子を募ると、多くの手があがり、力を合わせて配膳が完了しました。
全員の配膳が済んだところで、声をそろえていただきますをします。口いっぱいにほおばる子どもたちの顔には、笑顔が咲き乱れていました。

夕食後は、布団の敷き方をレクチャーしてもらった後、お待ちかねの花火大会が始まります。
薄暗くなり始めた校庭で、スタッフが準備した手持ち花火に次々と火が灯されると、子どもたちの目には一気に光と色の世界が広がりました。線香花火、ススキ花火、吹き出し花火など、さまざまな種類を楽しみながら、お友達との会話にも花が咲きます。
もちろん、花火の順番待ちをする際は一列に並ぶことや、花火を持ったまま走らないこと、移動の際は周りによく注意することといった約束も、みんなで安全に取り組むために大切なことです。楽しく遊びながらも、こうした約束を守りながら行うことで、集団生活の学びを深めていきます。

夜の校庭には時おり涼しい風が吹き抜け、遠くから虫の声も聞こえてくる中で、子どもたちは夏の夜ならではのひとときを堪能しました。こうして、少し長くて濃い初日が静かに幕を閉じていきました。

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