【実施報告】サイエンス教室 さかなのふしぎ 身近な生き物について知ろう メダカ編

【実施報告】サイエンス教室 さかなのふしぎ 身近な生き物について知ろう メダカ編

6月22日、てんげんじこどものいえでは、「サイエンス教室 さかなのふしぎ 身近な生き物について知ろう メダカ編」が開催されました。

講師には、長年魚釣りのプロとして一線で活躍してきたおさかな博士をお呼びして、メダカの生態系について教えてもらいました✨

突然ですが、ここでクイズです。

メダカはたくさんの種類がいるのですが、世界にどれくらいの仲間がいると思いますか!?

答えは・・・なんと100種類以上の仲間がいるそうです。多いですね!

その中には、童謡「メダカの学校」の主人公である「クロメダカ」やペットショップでお馴染みの「ヒメダカ」、

その他にも、「アオメダカ」や「楊貴妃」、「光メダカ」や「シロメダカ」などの種類があるとのこと。

一概にメダカと言っても、様々な種類がいるのですね!

その内、日本には20種類のメダカが生息しており、日本産のメダカは「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」のたったの2種類しかいないそうです。

そんな貴重なメダカですが、近年なかなか姿を見ることができなくなってきているとおさかな博士は言います。

その原因として、メダカを丸呑みしてしまうブラックバスや、メダカの卵を食べつくすブルーギル、メダカの生活環境に入り込みメダカを追いやってしまうカダヤシなどの、外来生物の存在があるといいます。

また、近年では水田や溜池、用水路がコンクリートで整備されてしまっていることも、繁殖の妨げとなっている要因だそうです。

参加した子どもたちは、メダカの数が減少していることについては特に関心があるようで、「どうして!?」「なんで!?」という声があちこちから聞こえました。

それもきっと、メダカが大好きで、「メダカの数が減少してほしくない」、「姿が見られなくなってしまうのは嫌だ」という想いがあるから、より深く知りたいという気持ちが湧き上がるのでしょう。

続けて、日本一小さな魚であるメダカが一年間どのように過ごしているのかについて、おさかな博士は教えてくれました。

また、メダカのオスとメスの見分け方についても教えてもらい、帰る頃にはどの参加者も、オスとメスの区別がつけられるようになっていました!

イベントでは、メダカによく似た魚である、グッピーやモツゴ、モロコも展示され、どの部分がどのように違っているのかについて、実際に自分の目で観察して確かめました。

子どもたちは目の前で泳ぐ魚に興味津々でした。

メダカについて一通り学んだ後は、メダカのスケッチや塗り絵をして楽しみ、そしてお待ちかねのメダカの持ち帰りの時間になります。

子どもたちはてんげんじこどものいえに水槽を持参していて、持ち帰る準備は万端です。

自分で掬ったメダカ。名前をつけて、大切にかわいがって育ててくれていることでしょう。

今回のイベントでは、後ろでご見学されていた保護者の方も童心に返り、興味津々に話に聞き入っていました。

また、最初は静かに先生のお話を聞いていた子どもたちも、途中から、内から湧き起こる興味を抑えられず、

講師に次々と積極的に質問していました。

子どもたちの「もっと知りたい!」「もっと教えて!」という積極的な姿勢って素敵ですよね。

今回も、たくさんの方のご参加ありがとうございました。

来月も皆様に楽しんで頂けるようなイベントを企画して参りますので、

引き続きのご愛顧、宜しくお願いいたします。

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