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【活動報告】森の幼稚舎(2022年7月9日実施)

2022年7月9日(土)、「森の幼稚舎」を開催しました。

「森の幼稚舎」は、年間を通じて実施する大人気の1day活動で、今年度2回目の開催です。前回4月に実施した際は、小雨がパラパラと降る中、森のフィールドで泥だらけになりながら遊びました。今回はその森のフィールドからさらに飛び出して、夏だけの特別な体験、沢で水遊びができる「-夏- 清流沢遊び編」です。夏本番を迎えた7月、この日は終始天候に恵まれ、活動することができました。

朝、子どもたちの集合に先立って、スタッフが集合場所に集まります。数日前に行った事前打ち合わせに続いて、当日のスタッフミーティングを始めます。これまでの実施経験で培ってきた感染対策の共有、直前の伝達事項や天候などの確認まで、子どもたちを迎えるための万全の態勢を整えました。

そして集合時間の朝8:30、JR新宿駅の新南口に、子どもたちが続々と元気良くやってきました。保護者の方と一緒に受付を済ませると、早速お友だちやリーダーと今日楽しみにしていることについて話しています。「お気に入りの水着を持ってきた!」「虫取り網で水の中の生き物って捕まえられるかな?」と、特に水遊びへの期待でワクワクが止まらない様子です。スムーズにお受け入れを完了すると、密を避けるため、お見送りの保護者の皆様に「行ってきます」とあいさつをして出発しました。子どもたち、お付き添いの保護者、スタッフを合わせて、今回は総勢24名での活動です。

活動場所には、電車とバスを乗り継ぎ、最後は徒歩で向かいます。公共の空間で過ごすとき、子どもたちはどのように振る舞うべきか、自分たちで考えて行動することができていました。大人が一つひとつ言い聞かせるより前に、年長者やリピートで参加している子どもたちが率先してお手本となり、小さな子どもたち、初参加の子どもたちもそれを見て学んでいきます。それも、黙ってじっと座るという辛い我慢の時間ではなく、周囲に気を配りながら、小さな声でお話をしたり、隣のお友だちと手遊びをしたり、マナーを守りながらも自分たちで楽しく過ごす時間にできていました。

高尾駅からはバスに乗り継いで移動します。いつもお世話になっている京王バス様は、今回も増発便を貸切状態で用意してくださいました。感染リスクの低減はもちろん、子どもの多い集団でまとまって行動する上でも、非常に安心して過ごすことができましたのも、バス会社の方々のご配慮あってのことです。心より感謝申し上げます。

往路の最後は、秘密基地へ向けて林道の行進です。以前訪れたときよりも、草木が青々と広がっていて、さわやかな風が吹いていました。同じ夏の暑さでも、街で感じる熱気と、自然の中で味わう心地良さはやはり違うようで、子どもたちはその暑さまでも楽しみながらぐんぐんと前へ歩いて行きます。

秘密基地に到着すると、現地を管理する、てんげんじこどものいえのスタッフの仲間が出迎えてくれました。全員揃ってから、きちんと顔を合わせて「よろしくお願いします!」とあいさつをします。その後は早々に水遊び……とはやる気持ちを一旦抑えて、今日一日の流れと活動中の注意を聞きます。

その後、着替えを済ませて各々持参した水遊びグッズと水筒を持ってから、全員で沢に向かいます。楽しみで仕方なく、気持ちが先走ってしまいそうですが、違う活動場所に移動するときは、たとえ短い距離でも必ずリーダーやスタッフと一緒に移動する、複数での移動は、常に大人が先頭と最後尾にいる、ということを厳守し、大人がそのように動くことはもちろん、子どもたちにも絶対に守るべきルールとして伝えます。

見上げるような大きな杉の木に囲まれて、清流は美しく涼しげに流れていました。実際に目にして、水流の音を聞くと、子どもたちの目は今日一番の輝きを見せます。みんなで準備体操をして、あらためて沢での注意事項を確認したら、待ちに待った水遊びです! 我先にと水流に向かって行く子、恐る恐る水に手を伸ばして様子見する子、最初はさまざまでしたが、みんなあっという間に両足を水の中に入れて、思い思いに遊び始めました。とにかく水が冷たくて気持ち良いという様子で、お互いに水を掛け合っている子どもたち。虫取り網と虫かごを持って、そこかしこを探検して生き物探しに精を出す子どもたち。小さなカニやカエルを見つけて、みんなで見せ合っていました。

たくさん動き回る中で、流れに足を取られそうになったり、苔で滑りやすくなっている岩があったり、子どもたちはそういった危険も注意深く確かめながら、それらも含めて自然を堪能していました。沢には自分たちだけでなく、家族連れで遊びに来ている方などもいらっしゃいましたが、そういった環境においても、子どもたちは道を譲ってあげたり、危ない場所を教えてあげたりと、みんなが気持ち良く楽しめる空間になるような気配りを見ることができました。

沢には、水が勢い良く流れているところ、とても冷たいところ、深いところがあって、そのほかにもさまざまな姿の岩や木などがありました。そのような、決して均一ではないいろいろな表情を持つ自然の中で、子どもたちはそれらにじかに触れ、体を預け、大きな経験と楽しみを得ていきます。もちろん、そこには「楽しい」と同時に「危険」が常に存在しています。スタッフの話よく聞き、実際に目で見て確認し、そして自分で試して体験することで、「何に気を付けないといけないか」「したらいけないことは何か」を判断し、見極める力を養っていきます。その過程で、子どもたちは「ヒヤリ」とする場面に何度も出会いますが、子どもたちはそれらを「このラインを越えたら本当に危険」という学びとして受け止めながら、たくましく成長していきます。主体的に遊び、学ぶ子どもたちを、大人はできるだけ見守る姿勢を取りながら、必要なときはすぐにフォローに入ることができるようにしています。

さて、昼食の時間です。まだまだ午前中ながら、存分に水遊びをしたので、「お腹空いた!」の声がたくさん聞こえてきます。秘密基地に戻って手を洗ったら、晴れた空が良く見える木陰で、シートを広げて保護者の方が持たせて下さったお弁当をいただきます。

てんげんじこどものいえのイベントでは、「いただきますを言ってくれる人?」の声掛けが恒例となっていますが、今回はなんと、初参加の子どもが名乗りを挙げてくれました。元気良くいただきますのあいさつをしたら、静かに食事をします。活動中は熱中症に十分注意し、食事以外でも水分補給を欠かさないよう指導していましたが、この日は夏らしい暑さがありながらも、暑すぎず過ごしやすい気候で、木陰で涼みながら穏やかな雰囲気でのお弁当タイムとなりました。

ごちそうさまをしたら、午後の自由遊びの時間です。水遊びし足りない子どもはもう一度沢に行っても良し、森のフィールドでブランコや虫取りをしても良し、ハンマーやノコギリを使って工作もできます。「森の幼稚舎」の一貫したテーマは、「やりたいことを やりたいように 自分の責任で 自由に遊ぶ」です。はじめは手探りですが、子どもたちはチャレンジしてみたいこと、楽しいと思えることを自然に見出し、自ら飛び込んでいくことができるようになります。

ある小学生は、「ノコギリ使ったことないから、ちょっと怖いな」と言っていましたが、リーダーの補助のもとで使い方を練習し、いつの間にか次々と木材を切り出せるようになりました。「ボロボロになった海賊船を造る!」と意気込んで、周りのお友だちと一緒に、ヤスリをかけ、ハンマーで釘を打ちました。またその隣では、まだまだ小さな学齢の子どもも、小学生のお兄さんたちの姿を見て、「ヘリコプターが作りたい」と言って、小学生やリーダーに手伝ってもらいながら釘を打ち、自分だけの宝物を完成させました。

自由な時間を過ごしつつ、水遊びを終えた子どもから順番に母屋にあるシャワーで汗や汚れを落とします。少しずつ帰りのことも意識しながら、大勢がスムーズに身支度を済ませられるように、子どもたちが遊ぶときとそうでないときのけじめを付けて行動できるよう声掛けをします。

「遊び時間終わり」の呼び掛けが聞こえたら、そこで遊びを終えて、片付けに取り掛かります。活動している間も、荷物を取り出すたびにリュックサックのチャックを閉める、物をどこかに放置しないといった習慣を身に付けることで、「あれがない、これがない」といったことを起こさず、子どもたちは素早く来たときと同じ状態に荷物をまとめることができるようになります。また、工作道具なども、釘一本も放ったらかしにせず、使ったものはすべてもとあった場所に片付けます。誰かが「これはどこだっけ?」と分からなくなっても、ほかの子が「ここに仕舞うんだよ」と教えてくれます。みんな「もっと遊びたい」という気持ちはありますが、誰一人わがままを言うことなく、協力してすぐに帰り支度を終えることができました。

最後に思い出の記念撮影をしたら、今日一日お世話になった秘密基地の管理人の方々に「ありがとうございます」とお礼のあいさつをしました。

秘密基地を出発して、名残惜しくも、いまだ冷めきらない高揚感を持った表情で、子どもたちは楽しく歩いて行きます。夕陽が暖かく降り注ぎ、往路とはまた違った心地良さが感じられる帰り道です。バスや電車の中では、来たときと同じくお行儀良く過ごすことができました。移動中は、これから始まる夏休みの楽しい計画の話題で持ちきりでした。てんげんじこどものいえのキャンプ・活動のほかにも、ご家族でのご旅行、小学校や幼稚園、習い事での予定など……今回の森の幼稚舎の活動は、これからたくさん待っている「夏の楽しいこと」の第一弾として、この上ない思い出になったのではないでしょうか。

予定通り新宿駅に到着して、お迎えの保護者の方に子どもたちを引き合わせ、簡単なご報告の後、滞留による密を避けるため早めの解散としました。

次回企画は、7/23(土)~7/26(火)三泊四日の「海!山!川! 大ぼうけんキャンプ」です。てんげんじこどものいえの夏休みは、キャンプやイベントが盛りだくさんです。募集中の体験活動情報のほか、夏休みカレンダーもぜひご覧ください。子どもたちの成長と笑顔のため、これからも充実した体験活動を提供してまいります!

当日のその他の写真は以下からどうぞ

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