【実施報告】キンダースキーCAMP

4日目の12/29は、幼児にとって、スキーの集大成の1日です。
初めの2日間の内に基礎を練習して身につけた子どもたちが、最後の技能向上を図った後に、リフトへチャレンジをするという目標を、前夜のスタッフMTGで固めました。

そのため、この日はジュニアスキーCAMP(小学生)側と、一部のスタッフを入れ替えて、幼児のスキー指導に、弊社の松下(かえる先生)が入りました。
午前中は、待ち時間を極力減らしてどんどんと滑らせていく指導法を取ることにしたために、子どもたちは一本滑るごとにめきめきと上達を見せました。
「ここで止まるよー、スキーのうしろをー、はい開いて!」という合図で、ぐんと足を踏ん張り、スキーがしっかりと雪を捉える様子は1日目に「スキーを履くのが初めて」と言っていた子達からは見違えるようでした。

この午前中の猛特訓の結果、子どもたちも「いよいよリフトに乗るぞ」という意欲がますます高まったようでした。

お昼にしっかりと腹ごしらえをして、午後からはリフトに乗り、これまでよりもうんと高い斜面の上へと向かいました。

子どもたちのリフト乗車に万全を記すために、全スタッフと小学生が一緒に、同じリフトに一斉に乗りました。
幼児の横にはスタッフが1対1で必ず張り付き、リフトの乗降のフォローを手取り足取り行いました。
そのためか、初めてのリフトもみんな安心して乗ることができたようです。
いざ乗車してみると、思いのほか高くまで持ち上がることに歓声をあげたり、遠くの山々が雪化粧をした景色の美しさに目を見張ったりして、楽しんでいる様子が見えました。

リフトを降りると、小学生チームとはお別れして、いよいよ幼児たちも、自分の力で斜面を滑り降りる時です。
これまでゲレンデの下の方で練習していたことを思い出して、同じように、少しずつ、下っていきます。
かわるがわる子どもたちが滑るのを、万が一に備えてリーダーやスタッフが下で受け止める体制を守りながら、じわじわと斜面を降りていきます。
ある程度の長さの斜面を滑ったところで、子どもたちもスキー滑走に満足した様子が見られたため、斜面の後半はスタッフによる積極的な介入を図りました。
松下ともう1名のスタッフが、子どもたちと1対1で一緒に滑り降りることにして、スキーの醍醐味である「スピード感」を感じてもらうことにしたのです。
ある子はお姫さま抱っこで、またある子は足の間に抱えてスキーを雪につけながら一緒に滑る、とそれぞれのレベルに応じて長い距離の滑走を満喫しました。
全員が麓にたどり着いた後には、「長い距離を滑走した!」という達成感が一人一人の顔にあらわれているようでした。

滑走終了後は、スノーラフティングに挑戦しました。これは、スノーモービルで引っ張るラフティングボートに乗るアクティビティです。乗る前は「怖いよー」と、少し物怖じしているようにも見えましたが、いざスノーモービルが動き出すとみんな大きな声ではしゃぎ始め、「もっとスピードを早くしてよ!」と、運転するお兄さんを困らせる一幕も見られました(笑)

そしてこの日の夜は、スキーキャンプ最後の夜のお楽しみ。
この瞬間までの生活の様子を撮影した写真や動画を、スタッフがムービーにまとめていたので、それを全員で鑑賞します。
改めて振り返ってみると、1日目はまだ少し緊張の色が見えていた子どもたちの顔つきも、日を追うに連れてどんどんとほぐれていくようでした。子どもたちは、映像の中の自分やお友達の様子を食い入るように見つめていました。また、ムービーの中で、小学生たちがスイスイ滑っている様子を見て、「私も小学生になったら、こうやって滑れるようになりたいなー」という声を漏らしている子もいました。

みんなで雪遊びに大はしゃぎする様子から、頑張って滑走している様子、お友達とお部屋でお片づけをしている様子など、いろいろな姿を振り返りながら、大盛り上がりの中でのムービー鑑賞を終えたら、ここで小学生が挑戦したスキー検定の合格発表の時間です。
結果は、10名の参加者中、5級合格が5名、4級合格が1名、3級合格が4名と、なんと全員合格!ひとりひとり表彰されるお兄さん、お姉さんの姿を見て、「小学生になったら絶対に検定を受ける!」と決心を固める子どももいて、とても良い刺激になった様です。

1 2 3 4 5

 募集中のキャンプ・体験活動 

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

コメント

コメントする