【活動報告】世界遺産の島 西表島キャンプ(2023年3月25日~3月29日 実施)

3/26 西表島キャンプ 2日目

「世界遺産の島 西表島キャンプ」の2日目を迎えました。

たっぷり10時間の睡眠をとり、朝7時に起床した子どもたち。 今朝も美味しい朝食ビュッフェに始まり、エネルギーをしっかりと蓄えて、1日の活動を開始しました。

まずは、昨日の航空機遅延に伴いホテルへの到着が遅れたことでできなかったプール遊びを行い、子どもたちの「したいこと」を実現できるようにしました。

本降りの雨ではないものの、時々ぱらつく小雨や、数日前から少し下がった気温のため、大人は水に飛び込む勇気はなかなか湧きませんが、子どもたちは全く何の躊躇もありません。

持ってきた遊び道具をフル活用しながら、プールの水に身を任せ、喜色満面での遊びが始まりました!

グループや年齢を問わず仲良くなった子どもたちは、持参した水鉄砲などを使って、おおはしゃぎ! (おそらくは)今年初の屋外プールを満喫していた様子でした!

…とは言ってもやはり水の冷たさはなかなか厳しいものがあったようで、すぐに近くの温水ジャグジーに身を移し、ジャグジー、プール、ジャグジー、プールの無限ループを繰り返す子どもたち、そこまでして遊びたいという気持ちは相当の筋金入りです。

あまり長い時間水に浸かって、キャンプ序盤から体調を崩すことがあってはいけませんので、1時間弱ほどでプールを切り上げ、本日のメイン活動を行う野外フィールドへ移動しました。

はじめに出かけた先は星砂の浜。ここは、星の形をした珍しい砂が採取できる、西表島の中でも指折りの人気スポットです。

スタッフが用意した瓶を片手に、細かい砂つぶに紛れている星砂を見極めようと目を凝らしたり、美しい遠浅の海に足を浸して遊んだりと、ここでしかできない体験を楽しみました。

「かなり冷たい」と聞いていた水温も、浅瀬であったためかプールよりも温かいのでは? と思うほどで、子どもたちは足を海水に浸しながら、今年初の海遊びも楽しんだようです。

昼食後、さらに足を伸ばして、西表島をぐるっと半周囲む道路の最奥地点にある白浜港から、さらに船でしか辿り着くことのできない船浮集落まで海を渡りました。

目指すは西表最果ての秘境ビーチ、イダの浜です。

船浮はほんの数件の家屋や小さな商店、民宿があるだけの小さな地区ですが、そこからさらにジャングルを超え、目の前がとつぜん開けた先に広々と現れた白い砂浜と美しいプライベートビーチに、子どもたちは大興奮!

一行の子どもたちの他にはほとんど誰も人がいない中、絶景を独り占めして遊ぶ贅沢な時間を過ごして、子ども達も大満足の笑顔を見せていました。

また、この船浮地区はイリオモテヤマネコ発見・捕獲の地としても有名で、帰りの船に乗る前には、「イリオモテヤマネコがいるかも!?」とドキドキしながらみんなでその標識を見に行きました。

宿についてからは、いちどお風呂に入り、一日を通じた外遊びで疲れた体をゆっくり休め、この日の夕食はホテルの近くにあるお食事どころの一隼さんにお邪魔しました。西表島で唯一、ピザ窯を持つこちらのお店では、地元のあたたかな雰囲気の中で美味しい料理に舌鼓を打ちました。

たくさんの遊びを満喫した忙しい一日を締めくくるのは、この時期に最盛期を迎える、ヤエヤマホタルの観察ツアーでした。

ホテルから少し離れた場所までガイドさんの車に乗って移動し、秘密の観察場所まで向かいます。辿り着いた先は、都会では考えられないほどの真っ暗闇で、子どもたちはガイドさんの案内に従って、慎重に道を進みます。ヤエヤマホタルは日没後のほんのわずかな時間しかその点滅を見せないため、タイミングが命ではあるのですが、目的地の観察場所では、深い闇の中で驚くほどはっきりした光の点滅を見せてくれ、子どもたちは不思議に幻想的な生き物の神秘に触れて思わず歓声を上げていました。

ホテルに戻り、就寝時刻までのひと時を過ごしたら、リーダーによる健康チェックを行い、元気を確認して床に就きました。

翌日も引き続き大充実となる見込みの予定が待っています。汽水域に広がるマングローブのジャングルをクルーズ船で遡上してさらにジャングルを抜けた先にある滝を目指すトレッキング。子どもたちは、次から次に西表の大自然に触れて、きっと夢の中でも大冒険を繰り広げていたのではないでしょうか。

次のページでは、「世界遺産の島 西表島キャンプ」の3日目の様子として、マングローブ林のクルーズを通じた、特別天然記念物のカンムリワシとの出会い、さらには大迫力のカンビレーの滝を目指したトレッキング中の珍騒動の様子をお届けします。

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