【活動報告】世界遺産の島 西表島キャンプ(2023年3月25日~3月29日 実施)
3/28 西表島キャンプ 4日目
「世界遺産の島 西表島キャンプ」の4日目、西表島で丸一日を過ごす最後の一日となりました。
今朝もしっかりと食事をとり、午前中は水牛車に乗って由布島へ渡ることを目指します。
この日は星野リゾートのスタッフの方が1日を通じて移動のサポートをしてくださり、大変心強いことでした。
まずたどりついた水牛車乗り場では、少し霞んだ風景の中をたくさんの水牛が車を引いてゆったりと進む姿を見ることができ、小雨のぱらつく中ではあったものの、かえって南の島の風情を感じられる素敵な光景でした。
水牛車に乗車中は、御者のおじさんが三線を鳴らして沖縄民謡を歌ってくださり、さらにムードが高まります。
水牛車で海を渡ること10分弱、由布島に辿り着いたら、いよいよ植物楽園での散策の開始です。園内ではグループごとの自由散策です。
水牛の中でも、とってもおとなしいルイくんとの写真撮影、国内最大級の大きさを誇るオオゴマダラの飛び交う蝶々園、さらにはマングローブの生い茂る木道による遊歩道など亜熱帯の雰囲気を盛り上げるさまざまな趣向があちこちに凝らされていて、子どもたちは歩き回りながらいろいろなものに目を奪われ通しの様子でした。お昼ご飯はおいしいカレーライスを園内でいただき、また帰り道も水牛車に乗って西表島へと戻りました。
ここから、YOLO farmへ移動をし、特別プログラムのバギー体験を実施しました。
南国の農園の中をバギーに乗って疾走する体験は、子どもたちにとってかなりワイルドかつスリリングなものだったようで、畑を一周回って戻ってくるとすぐに「もう一回やりたい!」の声が上がるほどでした。夜の日記や健康チェックの際の聞き取りでは、大多数のお子さんが今日一番楽しかったこととしてバギーを挙げるなど、子どもたちにとって非常に心に残ったようでした。
数人ずつのグループに分かれて、全員が順番に乗車を行う間、待ち時間の子どもたちはこの後出会う西表島の子どもたちに向けて、メッセージカードを作りました。西表島に来てみてこんなところが好きになったよ、今日は仲良く遊ぼうね、といったメッセージや絵をカードにこめて、心を尽くして準備しました。
バギー体験が終われば、いよいよ西表島の子どもたちとの交流の時間です。
上原港近くの施設に移動をして、西表島の子どもたちが総勢14人集まってくれました。その中には、竹富町長の前泊さんのご親族や、宿泊した星野リゾート総支配人のご家族も含まれ、島の方を挙げて、東京の子ども達を歓迎してくださったこと、運営者としても大変感謝しています。・と一緒に楽しく遊びます。
はじめに、てんげんじこどものいえの子どもたちが描いたカードを島の子どもたちにプレゼントし、友好の気持ちを示したところ、西表の子どもたちは嬉しそうに受け取ってくれたのが印象的でした。
天気がもう少し良ければ屋外の芝生広場で遊ぼうと思っていたところ、室内遊びに変わりはしたものの、あらかじめてんげんじこどものいえのリーダーが考え、準備をしていた遊びをリードします。
猛獣狩りゲームの中で自己紹介をしたり、島と東京との混合チームで障害競走をしたりする中で、恥ずかしがり屋と聞いていた島の子どもたちとも打ち解けて、一緒に仲良く遊ぶことができました。
最後には今回の交流の記念として2枚の旗を作りました。西表の子どもが、「島の名物を描こう!」と言ってパインの絵を描いてくれ、それを聞いた東京の子どもは「じゃあ僕も東京のものを描こう」と言ってスカイツリーの絵を描くなど、それぞれの土地の子どもたちが、自分たちの背景に応じて分かち合おうとする様子を見て、とても良い時間が過ごせたことを、スタッフ一同嬉しく見守りました。
出来上がった旗を持ち記念写真を撮ったら、一枚は西表島の子どもたちにプレゼントをし、もう一枚は東京に持ち帰りました。西表島の子どもたちにも、東京に来たらてんげんじこどものいえに遊びに来てくれるように伝え、短くも凝縮した交流の時間を持つことができました。
その後は再びYOLOfarmに戻り、最後の夕食としてBBQの時間です。小雨がぱらつく中だったので、スタッフの方がどんどん焼いては運んでくださり、子どもたちは次から次へとおいしいお肉をいただいて、大満足でした。
お腹がいっぱい満たされたら、目の前の畑で焚き火を行い、ちょっとしたゲームをみんなで楽しんで、最後の夜もみんなで大盛り上がりしながら過ごすことができました。
YOLO farmの皆さんとのお別れを名残惜しく感じながらもホテルへ向かい、翌日の帰還に向けて荷物整理を行いました。
西表島での4日目、楽しいプログラムに満ちた実質の最終日に当たるこの日も、植物楽園の散策から農園でのバギー乗車体験、西表島の子どもたちとの交流、最後はBBQ&焚き火と、最終日を彩るさまざまな活動に満ちた一日でした。
次のページでは、「世界遺産の島 西表島キャンプ」の5日目の様子として、最終日に最高の天気の中過ごしたビーチでの様子、西表島の余韻を感じながら、東京まで安全に帰る子どもたちの様子をお届けします。
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