【活動報告】サマーリトリート(2023年8月10日~8月11日実施)

2日目

2日目、今日も天気は快晴です。
子どもたちは、「2日目が始まった!」と言わんばかりに一斉に飛び起き、元気よく「おはよう」の挨拶を交わします。

着替えて顔を洗ったら、寝袋をベランダに干し、朝の体操を行います。最終日も安全に過ごせるよう、きちんと身体を動かして頭と体を目覚めさせます。

体操の後は、朝ご飯の準備です。スタッフが焼いたパンケーキ、果物、ジュースを席ごとに手分けして配膳します。この日も、元気よく「いただきます」の挨拶をして、にぎやかな朝食を迎えました。パンケーキにバターをのせたり、シロップをかけたり、フルーツを添えたりして、とても豪華な朝ご飯になりました。

片付けを終えたら、有栖川公園へ出発します。この公園は、麻布台地の変化にとんだ地形を生かしており、丘や渓谷、池や原っぱなど、自然に囲まれた緑深い景観が広がっています。

子どもたちは、セミやザリガニなどの生き物を探したり、木々の間を走り回ったり、ブランコや滑り台に乗って心地よい風を感じたりと、無我夢中で自然遊びを楽しみます。池に架かる橋の上で大きな鯉を観察していると、通りがかった地域の方が鯉の餌を分けてくださり、餌やりを体験する場面もありました。

「あそこに大きなセミがいるよ!」「鯉はセミの抜け殻も食べるかな?」

そんなやり取りを行いながら、子どもたちは学年性別関係なく、その場にいるお友達と共に沢山の命と自然に触れ、思う存分外遊びを満喫しました。

たっぷり遊んでから施設に戻ると、いよいよお待ちかねのカレー作りが始まります。
グループの中で、野菜を切る係、皮を剥く係、具材を炒める係などに分かれ、それぞれが担当の作業に取り掛かります。

野菜の皮をむく時には、指を切らないよう、ピーラーを動かす向きに注意します。包丁を扱う時にも、左手を猫の手にして野菜に添え、手を切らないよう細心の注意を図ります。初めて包丁を扱う子は、リーダーと一緒に包丁を持って野菜を押さえ、ゆっくりと慎重に切っていきます。
お手伝いで包丁を扱ったことのある子も、常にリーダーが横で見守り、怪我のないよう少しずつ野菜を刻んでいきます。こうして、子どもたちが主体となって調理を行い、しばらく煮込んだところで、手作りカレーの完成です!

スタッフが炊いたご飯と合わせてお皿に盛り付け、席についたらさっそく頂きます。
口に入れた途端、あちこちで「美味しい!」と大きな声が上がります。自分たちで一から作ったカレーの味は、格別です。自分のグループのカレーを平らげると、他のグループが調理したカレーをもらいにいきます。

「どっちも美味しい!」「野菜の切り方が上手だね!」

そんな風に感想を言い合いながら、子どもたちは何度もおかわりをして、手作りカレーを楽しみました。

片付けの後は、楽しみにしていた縁日大会です!
まずは、子どもたちの大好きな「スーパーボールすくい」。水の溜まったプールの中に、様々な形や大きさ、模様の付いたスーパーボールをはじめ、カラフルな玩具の金魚が浮かんでいます。それを見た瞬間から、子どもたちは大興奮。

「あの大きなスーパーボールが欲しい!」「穴が開いちゃったけど、金魚をすくえたよ!」

ポイに穴を空けないよう、慎重に水面を滑らせ、狙った獲物をすくい上げていきます。
最後は、自分で取ったスーパーボールを袋に入れて、家に持ち帰ります。「お父さんとお母さんへのお土産にする!」と、嬉しそうにスタッフに見せてくれました。

次は、夏の風物詩である「スイカ割り」です。
目隠しをしたら、大きなスイカに向かって一人ずつ進んでいきます。見事、スイカに棒を命中させた子もいれば、あと少しのところで当たらなかった子も。違う方向に進む子に対して、必死に指示を出す子もおり、全員でスイカ割りを堪能しました。

仕上げに、リーダーたちがスイカにヒビを入れたところで、おやつの時間です。
先ほどのスイカだけでなく、なんと、子どもたちの大好きなかき氷も!「かき氷ください!」と、お祭りの屋台のように声を掛ける子どもたちの前で、スタッフがかき氷を作ります。夏ならではの風情に、子どもたちは大興奮です。お好みのシロップを選んで、暑い夏にぴったりの絶品デザートをいただきました。

おやつを食べ終えたところで、いよいよ最後のプログラムである「思い出本作り」を行いました。
白い画用紙を半分に折り、この2日間の楽しかった思い出を文章と絵に表していきます。公園での自然遊びや、歴史観で見た動物の骨、先ほどの縁日大会の様子など、各々が心に残った思い出を形にして、本の中に描き出していきました。

本を仕上げたら、2日間お世話になった施設のお掃除をします。
立つ鳥跡を濁さず。雑巾を絞り板目に沿って拭き掃除をするところから、ごみを集めて捨てるところまで、感謝の気持ちを込めてお部屋を磨いていきます。最後まで気を抜かず、周囲を見て自分が為すべき事を探し、主体的に取り組む子どもたちの姿から、この2日間での成長を感じました。

お掃除と帰りの支度を終えたら、先ほど作った思い出本の発表会を行います。
お家の方々がお迎えに集まってくださる中、子どもたちは一人ずつ前に立ち、この2日間の思い出を発表していきます。初日のレクリエーションでは、自己紹介ですら恥ずかしがっていた子も、自分の言葉でしっかりと発表することができており、とても立派でした。

発表が終わると、いよいよスタッフやリーダー、お友達とのお別れの時間です。
「2日間、楽しかった人?」というリーダーたちの問いかけに、全員が「はーい!!」と元気良く答えてくれる姿を見て、準備から当日の運営まで力を尽くした甲斐があったと、スタッフ一同嬉しい気持ちになりました。

次回の体験活動は、9月10日(日)に予定している「森の幼稚舎-秋のDAY CAMP編-」です。秋の味覚を用いた釜飯づくり体験を計画しています。そして9月の2つ目の活動は、9月23日(土)実施予定の「トトロの森の稲刈り体験」です。5月27日(土)に実施した「トトロの森の田植え体験」にて、子どもたちが植えた稲を収穫しに行きます。田植え体験に参加した子どもたちは勿論のこと、今回が初めてというお子様も是非ご参加ください!

次回企画でも、子どもたちに豊かな自然体験を提供できるよう、スタッフ一同尽力して参ります!

【今後のキャンプ・体験活動】
森の幼稚舎 -秋のDAY CAMP編- 9月10日(日)
トトロの森の稲刈り体験 9月23日(土)
幼児対象キンダースキーCAMP 12月26日(火)~ 12月30日(土)
小学生対象ジュニアスキーCAMP 12月26日(火)~ 12月30日(土)

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