【活動報告】ジュニアスキーCAMP/キンダースキーCAMP(2023年12月26日~12月30日 実施)

2023年12月26日(火)〜30日(土)まで、新潟県苗場スキー場にて小学生対象のジュニアスキーCAMP、幼児対象のキンダースキーCAMPを実施いたしました。

このスキーキャンプは、夏の八丈島キャンプと並ぶ、てんげんじこどものいえの2大イベントのうちの一つです。
幼児は、ほとんどの子が初めて親元を離れ、子ども同士の集団生活を経験する中で自立を図ります。小学生は、スキーを滑る時間をたっぷりと確保して、インストラクターの指導を受けた上で検定にチャレンジします。

今年も、真っ白な雪山に囲まれた澄んだ空気の中、充実した5日間を過ごした子どもたちの様子をご紹介いたします。

12/26 スキーCAMP1日目

例年通り、今年も強力なクリスマス寒波の影響で、キャンプ直前に雪が降り始めました。スキー場に雪が積もっていることを祈りながら、ドキドキわくわくした気持ちで一日目が始まります。

このスキーキャンプは、てんげんじこどものいえと慶楓会が合同で実施する体験活動です。そのため、子どもたちは朝7:50に慶楓会白金台教室に集合し、貸切バスに乗って現地に向かいます。小学生が25名、幼児が16名の合計41名の参加者に対して、スタッフが18名という手厚い体制を確保し、小学生と幼児のそれぞれの活動を統括するディレクターの指導の下、プログラムを進行していきます。

今年も、万が一の大雪による立ち往生を警戒し、水や食料、寝袋などを用意して備えを万全にしました。幸いにも、道中はスムーズに車が進み、予定通り今回の宿泊先である「サンヴィレッジ苗場」へと到着しました。

宿の周りにはたくさんの雪が積もっており、バスから降りた子どもたちは遊びたい気持ちを抑えきれずに、早速雪を触り出します。恐る恐る雪に触れると、今朝降り積もったばかりの新雪がさらさらと手からこぼれ落ちます。もっと遊びたい気持ちを抑えて、まずはお家の方が持たせてくださったお弁当でお腹を満たします。

お昼ごはんの後、小学生は早速ゲレンデに出るための準備を行い、板合わせを実施しました。スキー道具を持って、わくわくした気持ちでスキー場へ出発です!

これまでにスキー経験のある子は、早速リフトに乗車して足を慣らしていきます。スキー経験者のスタッフが前後を囲んで安全を確保した上で、子どもたちは自由に伸び伸びと滑り、明後日の検定に備えて感覚を研ぎ澄ませていきます。

その一方で、今回が初めてという子は、スタッフから板の履き方や歩き方といった基礎から練習を始め、翌日以降の本格的なレッスンに備えます。斜面をカニ歩きで登っては、八の字を守って滑り降り、停止するという練習を繰り返して、スキー本来の楽しみ方ができるように導いていきました。幼いうちにきちんとした姿勢の滑り方を身につけておくと、体が基礎を覚えて生涯楽しむことができるため、この時期のスキーの経験はとても重要です。

初めのうちは上手にできず、あちこちで転がる子どもたちの姿がありました。そうして感覚を身体に刻み込んでいく中で次第に上達し、帰る頃には全員が緩やかな坂を一人で滑られるようになっていました。

初日にして、履き慣れない靴や重たいスキーウェアに、子どもたちはくたくた。しかし、達成感に満ち溢れた顔で、「明日はもっと滑られる?」と、目を輝かせてスタッフに聞いていました。

その頃、幼児はスキーウェアに身を包み、宿の前の広場で思い切り雪遊びを楽しみます。これまで見たことのない沢山の雪を前に、子どもたちは大興奮。ふわふわの雪の中に倒れ込んでみたり、雪を固めて雪だるまを作ってみたり、スタッフと共に雪合戦を始めたりと、思う存分雪遊びを満喫します。

初めての景色と、肌に感じる冷たい空気、サラサラの雪、息の白さ……。子どもたちは、その小さな体で五感一杯に冬を感じ取り、寒さを感じる暇もないほど、初日から雪国の生活を満喫しました。

夕方には小学生もゲレンデから戻り、幼児と時間をずらして入浴と夕食を済ませ、ゆったりとした自由時間を過ごします。てんげんじこどものいえで大切にしている「生活」をきちんと行うため、布団の準備やお部屋での荷物整理にも自分たちの力で取り組みました。

翌日からは、幼児も含め朝からゲレンデに向かい、本格的に長時間のスキーを楽しみます。

明日の活動を楽しみに、初日は早めに布団に入ってぐっすり休みました。

いよいよ全員揃ってスキー場へ! リーダーたちと一緒のレッスンの様子は次のページへ

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