【活動報告】ジュニアスキーCAMP/キンダースキーCAMP(2021年12月26日~12月30日 実施)

12/27 スキーCAMP3日目

5日間のスキーキャンプの折り返しとなる3日目。

幼児は中休みとなるのでスキー場には出かけずに、室内及び宿の周辺で過ごします。
午前中は、お世話になっている宿のご家族のお子さんも一緒に過ごしてくれ、スタッフが手品をしたり、子ども同士がごっこあそびをしたりして、楽しく過ごしました。幼児にとっては、親の庇護を離れた環境下で過ごす時間そのものがたいへん貴重で有意義な経験となります。今回、キャンプ期間中、一人もホームシックに陥らず、笑顔で過ごせたのは寄り添って過ごしてくれたリーダーたちのおかげです。

午後からは宿の前の広場に降り積もった雪で雪遊びです。宿の方が子どもたちのために、安全な場所を除雪せずにまっさらな雪を残しておいてくださり、子どもたちはそこで思い切り雪に向かってダイブ! さらにスタッフが持参した雪固めボックスで雪のブロックを作って積み重ね、力を合わせてイグルー(雪のシェルター)を作るなど、雪国ならではの遊びを満喫しました。

遊びの中でも、例えばイグルーづくりでは雪のブロックを作る人、運ぶ人、積み重ねる人と、子ども達で役割を分担し、力を合わせて作り上げることで達成感を共有することができました。完成した後はイグルーの中に集まり、声を合わせて「完成!」と誇らしげに伝えてくれました。

小学生は、待ちかねていた検定の日です。まずは先生方に挨拶をし、早速リフトに乗って現在の力量チェックです。1日目、2日目のスタッフによるレッスンを受けて、ある程度滑れるようになっている子どもたちにとっても、このレベル分けはやや緊張を伴う瞬間です。先生の見立てにより、ちょうど半分の5名ずつで別れ、レッスン開始となりました。

初級班は、まずはプルーク(ハの字)でしっかりと停止すること、さらに右ターンと左ターンを確実に練習して、安全に滑ることの基礎を固めました。褒め上手な先生の指導により、技術を丁寧に身につけていき、子どもたちの顔にもどんどんと自身がみなぎっていくのが分かります。午後はその力を生かして、滑る本数を増やし、練習した技術を習熟することに重きを置きます。はじめは転倒することを怖がっていた子も、教えられたことをしっかり守って滑ることでスキーの面白さにのめり込んでいき、「もっともっとやってみたい」という意欲を膨らませていました。

一方の上級班は、数多く滑ることが大事と、先生の後についてどんどん滑ります。初めは比較的緩やかなコース、午後からは長いリフトにも乗って、変化のある斜面を大胆に滑っていく練習も重ねました。先生が「この間教えた高校生よりも、断然に上達が早い」と舌を巻くほどの上達ぶりで、子どもたちの吸収力の速さが際立っていました。自分たちから「あのリフトに乗りたい」といった声を上げてコースを決め、先生も斜滑降からのターンを教えてくださるなど実践的な滑りの技術を多数身につけることができました。

いよいよ検定の時、子どもたちは自信満々に滑ってみせ、先生も納得の笑顔でそれを見守っていました。結果はスタッフが受け取り、翌日のお楽しみ会の時に発表まで大切に預かりました。「挨拶の声が大きいと、合格の可能性が上がると言う噂があります」という言葉に、子どもたちは大きな声で「ありがとうございました!」とお礼を伝え、本日のレッスンは終了となります。

お迎えのバスまで少しだけ時間の余裕があったため、子どもたちにはご褒美のクレープタイム。甘いクリームを口の周りにつけて笑顔で頬張る姿からは、やり切った自信があふれていました。

さて、宿に戻ると本日最後のお楽しみ企画。この日に誕生日を迎える子どもに向けた、サプライズパーティーを行いました。あらかじめリーダーが入念に準備を重ね、キャンプ開始直後からこっそりと子どもたちと打ち合わせを行い、演出を考えました。入浴と夕食を終えた子ども達が部屋で休んでいるところへ呼びに行き、飾り付けをしたお部屋にやってきた子はクラッカーを鳴らして「お誕生日おめでとう!」のお祝いに目を丸くしながらも大喜びの様子でした。

大好きなキャラクターの風船やお友達からのメッセージに囲まれ、笑顔でお布団に入った様子を見て、スタッフ一同、温かい気持ちとなりました。

晴れ渡った青空に白銀が輝く最高のコンディション! 山頂からの小学生滑走と幼児のリフト乗車滑走は次のページへ

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