【活動報告】ジュニアスキーCAMP/キンダースキーCAMP(2021年12月26日~12月30日 実施)
12/29 スキーCAMP5日目
いよいよスキーキャンプ5日目の最終日。
お世話になったお宿での最後の朝食を終えた後は、お昼過ぎの出発に向けて帰り支度を始めます。
キャンプ5日目ということで、子ども達は身の回りの整理整頓に慣れ、テキパキと準備を進めることができました。
特に幼児たちは、キャンプ1日目と比べて格段にスムーズに準備ができるようになり、大きな成長が見られました。「親元を離れて自立した生活を過ごす」という目標に対して、確実に生活の力を伸ばすことができたようです。
バスに乗せる手荷物、自宅へ送り返す手荷物と、きちんと区別をしながら準備を終えた子ども達は、出発時間までの時間を自分で選択して過ごします。「十分雪遊びは楽しんだので、室内で過ごしたい」という子、「最後のその瞬間まで雪で遊びたい!」という子、それぞれの意欲に合わせて、スタッフやリーダーが一緒に過ごしてくれました。
午前の遊びの時間も終わり、いよいよ出発までの最後の時間、スキーキャンプの感想インタビューを子どもたち一人一人に行いました。「スキーが上達できてよかった」、「検定で級が取れてよかった」、「スノーラフティングが楽しかった」などと、それぞれ良い思い出ができた様子です。
昼食を終え、「ごちそうさま」のあとに集合写真を撮るタイミングには外は大雪。そのまま食堂の中で集合写真を撮りました。
ちなみに、てんげんじこどものいえのスキーキャンプでは「いただきます」と「ごちそうさま」の際に「ひとこと」を言う人を募るのですが、はじめは少し気後れしているような子もキャンプが進むにつれて積極的に手を挙げるようになります。この時も、ほぼ全員が前に出てきて、一斉にごちそうさまの声をかけてくれたので、そのままスムーズに集合写真が撮れました。 てんげんじこどものいえのキャンプでは、グループダイナミズムが良い面から効果を発揮するようにして、子どもたちの変容を促す仕掛けをキャンプの随所に取り入れているため、保護者の方も子どもたちの成長を感じ取ってくださるようです。
帰りも大雪の予報があったために、宿は早めに出発。窓の外では、「サンヴィレッジ苗場」の皆さんが見送ってくださり、子どもたちも色々な方の温かなお支えの中で生活ができているということを実感した瞬間でした。
帰途では越後湯沢駅に立ち寄り、子どもたちも楽しみにしていたお土産タイムを確保しました。帰りを待っている保護者の方々を喜ばせたいと真剣にお土産を選ぶ子どもたちの姿は微笑ましく、またお金のやりとりや計算もリーダーに手伝ってもらいながら行うことで、幼児や小さい子どもたちにとっては自分でお買い物をするという大切な学びも経験できました。
全ての予定を終え、いよいよてんげんじこどものいえに向けて出発です。一度は退いた寒波もふたたび勢力を取り戻してきた影響か、窓の外は大雪が振り仕切っていましたが、早めの出発が功を奏して多少余剰時間がかかりながらも帰路も順調にバスは進みました。
てんげんじこどものいえには予定時間よりもやや早く到着し、大きなケガや事故なくキャンプを終えられたことを保護者にご報告して、解散となりました。
解散時には、「次のキャンプも楽しみなんだけどいつ行けるの?」と聞く声のほか、楽しかったキャンプが終わることが悲しくて泣いてしまう子ども、なんだかたくましくなった子どもの姿を見て涙ぐむ保護者の姿などが見られました。
キャンプ期間中は、子ども達が楽しむだけでなく、共同生活を通して成長する様子を伺え、多くの方にご協力いただき、スキーキャンプは大成功で終了となりました。
引き続きコロナ禍での厳しい状況が続きますが、子ども達の体験や成長の機会を損なわないように、体験活動の場を提供して参りたいと思います。
以下、保護者の方からの嬉しいお声を紹介いたします。
今回のスキーキャンプも無事に終えられましたこと、ご協力をいただいた宿やスキー場の皆様、信頼して送り出してくださった保護者の皆様、そして何より、みんなで楽しいキャンプを作り上げてくれた参加者の子どもたちに、リーダーやスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
これからも、子ども達が楽しみながら大きく成長できる体験活動の場を提供できるよう努めてまいります。
2022年もすでに複数の企画を予定しております。早くも定員間近の企画もございますので、参加ご検討中の方はお早めのお申し込みをいただければ幸いに存じます。
旧年中は皆様に支えられまして、慶楓会およびてんげんじこどものいえを運営させていただきましたこと、心よりお礼申し上げます。皆様にとり、2022年が素晴らしい1年となりますようにお祈りしております。本年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
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