【活動報告】海!山!川! 大ぼうけんキャンプ(2023年7月23日~7月26日実施)
2023 年7月23日(日)~ 7月26日(水)の3 泊4 日で、「海!山!川! 大ぼうけんキャンプ」を開催いたしました。
当日は朝8:40 、JR 品川駅に集合です。昨年と同様、保護者の皆様に「送迎は1 名のみ」とお願いをして、密を避けた最小限の人数で集まりました。 キャンプの実施1 週間前より、子どもたちは毎日ご家庭で健康チェックを行い、体調を整えます。それにより、当日はスタッフを含めた総勢2 2 名全員が万全の体調で臨むことができました。
自然溢れる西伊豆への大ぼうけんキャンプ。出発式の後、期待に胸を膨らませた子どもたちは、保護者に元気よく「行ってきます!」と挨拶をして新幹線に乗り込みます。駅のホームでは、水遊びが待ちきれないと言わんばかりに、さっそく各自で持ってきた水鉄砲を取り出しては、グループのお友達と見せ合う子どもたちの姿がありました。
三島駅で電車に乗り換え、大場駅に到着すると、そこからはマイクロバスで堂ヶ島マリンに移動します。バス内で持ってきたお弁当を食べ、お腹を満たしたところで、いざ、堂ヶ島の「トンボロ」渡りに出発です!
トンボロとは、干潮時に浅瀬が海上に姿を現し、海岸から対岸の島まで歩いて渡れるようになる現象のことを言います。この日は、道の中心が少しだけ水に浸かっており、まさに陸と海の中間の世界を歩いているようでした。
トンボロの道は、どこもかしこも丸くてごろごろした不揃いの石でできており、歩くことが非常に困難です。ところが、子どもたちはでこぼこ道などお構いなしに、水中から顔を出す貝やカニなどの生き物を無我夢中で探しては、逞しく進んでいきます。
両手いっぱいにヤドカリを持ち、石をひっくり返しながら潮溜まりに取り残された魚を見つけては、感嘆の声を挙げていました。
対岸の島に到着すると、みんなで磯遊びをします。水中ゴーグルを付けて足元を覗くと、あちこちで子どもたちの興奮した声が聞こえてきます。
「青くて綺麗なお魚がいる!」「大きなナマコを見つけたよ!」「誰か網を持ってきてー!」
澄み切った青空の下、自然の恵みを肌で感じながら、子どもたちは沢山の命との出会いに大興奮。中には、ご家族で磯遊びに来ている地元の子どもと、お互いが捕まえた獲物を見せ合う微笑ましい場面も見られました。
大自然の前では、知り合いも年齢も、国籍も性別も関係ありません。人間同士でコミュニケーションを取りながら、感動を共有することの素晴らしさを、子どもたちはその身をもって学んでいきます。
トンボロから戻ると、今回宿泊する西伊豆町営「やまびこ荘」に向かいます。やまびこ荘は、廃校になった大沢里(おおそうり)小学校の建物を残してほしいという地元の声を受けて、青少年宿泊施設として生まれ変わった建物です。
周りは山々に囲まれ、青空は海にいる時よりも近くに感じます。木々の間から聞こえてくる鳥のさえずりが、子どもたちを歓迎してくれているようです。大自然に囲まれたその空間に、子どもたちもワクワクが隠せません。「今日からここに泊まるの!?」と、瞳をキラキラさせていました。
荷物を置いて準備を整えると、すぐさま遊びだしたい気持ちを少しだけ抑え、宿泊所で過ごす上での約束事を確認します。それを終えると、お待ちかねのプール遊びです!やまびこ荘の25メートルプールは、なんと 「温泉プール」です!深緑の山々に囲まれ、大空を見上げる贅沢な空間で、「温水」ではなく「温泉」に浸かりながら、楽しいプールタイムを満喫しました。
初日から目一杯楽しみ、気が付くともうお腹がぺこぺこです。やまびこ荘では、食事の時間になると「校内放送」がかかります。今日の夕食のおかずは、子どもたちの大好きなハンバーグです!贅沢なカニのお味噌汁も頂いて、みんな満面の笑みで夕食を楽しみました。
陽が落ちると、お友達やリーダーと過ごす特別な夜を迎えます。
初めての就寝準備や翌日の準備に戸惑う子もいましたが、小学生やリピーターの子どもたちがお手本となり、リーダーに支えられながら一つずつクリアしていきます。「自分のことは自分でする」という体験活動ならではの経験が、子どもたちの心身の自立へと繋がってゆくのです。
やることを済ませた後は、日記を書いておしゃべりをしたり、持参したトランプやカードゲームをしたりと、グループで楽しい自由時間を過ごしました。
就寝時間になると、子どもたちは初めての夜にドキドキ。「眠れない」と言いながらも、朝から晩まで夢中になって遊んだために、みんな疲れ切ってスヤスヤと眠りにつきました。
2日目の様子は次のページへ続きます。
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