【活動報告】海!山!川! 大ぼうけんキャンプ(2023年7月23日~7月26日実施)

「海!山!川! 大ぼうけんキャンプ」の2日目のご報告です。

たっぷりと眠ったら、気持ちの良い朝陽の光を浴びて、子どもたちは元気に起き出しました。顔を洗って歯を磨き、健康チェックを済ませたら、お布団をきちんと畳んでお部屋の隅に寄せます。お部屋の乱れは心の乱れ。綺麗な心で気持ちよく過ごすためにも、お部屋の中はきちんと整理整頓します。

朝の涼しい気候の中、身支度を済ませて外に出たら、まずは体操をして頭と体をほぐします。2 日目の食事は、キャンプらしく全て野外炊事です。朝食は、スタッフが鉄板で焼き上げた特製ホットケーキ!それから、ウインナーとフルーツをお皿に盛って、栄養も満点です。子どもたちは、朝から元気よくパンケーキのおかわりをして、今日一日遊ぶエネルギーを蓄えました。

朝食後は、マイクロバスで移動し、お待ちかねの川遊びです!川には、大小さまざまな岩があり、深さも場所によって違います。勢い良く流れていく川に足を踏み入れると、温泉プールとは違うその冷たさに、子どもたちは感嘆の声を挙げます。

ボートや浮き輪に乗ったり、水中眼鏡で水の中の生き物を探したり、各々が本能のままに大自然の中で水遊びを楽しみます。川の中を歩き回り、水鉄砲で水をかけ合う中で、時には流れに足を取られそうになったり、岩に滑って転んだり……。剥き出しの自然にぶつかるようなワクワクする体験が、子どもたちの逞しさを引き出していきます。
昼前の夏らしい日射しの下では、冷たい川の水が大変心地良く、子どもたちは元気に川遊びを楽しみました。

宿泊所に戻って着替えを済ませると、ちょうど昼食の時間になりました。昼食のメニューは、てんげんじこどものいえのキャンプで大人気の焼きそばです!
大きな鉄板で豪快に調理する様子を見て、子どもたちは大興奮。スタッフが山盛りに作った焼きそばは、あっという間に子どもたちのお腹の中へと消えていきました。

お腹がいっぱいになったら、午後はしばらく自由時間です。グループのリーダーと共に、最後の夜に行うキャンプファイヤーでのスタンツの発表準備を進めます。
自由時間を過ごした後は、おやつの時間です。しかもただのおやつではなく、なんと、子どもたちの大好きなかき氷です!「へい、らっしゃい!」「かき氷一丁!」と掛け声を挙げながら、スタッフが子どもたちの目の前でかき氷を作ります。夏ならではの風情に、子どもたちは大興奮。お好みのシロップを選んで、暑い中でこその絶品デザートをいただきました。

その後は、いよいよ「カレー作り」が始まります!朝食と昼食はスタッフ主導で調理しまし
たが、夕食は最初から最後まで、子どもたちが自分の力で作り上げます。火おこしと飯ごう係、野菜係に分かれ、一人ひとりが役割を担って取り掛かります。

初めて持つ包丁やピーラーに戸惑いながらも、リーダーのサポートのもと、野菜をゆっくりと一口サイズに切っていきます。中には、玉ねぎによって目から涙が溢れる子も。実際に調理を経験すると、普段当たり前のようにご飯が食べられることへの感謝の心が芽生えます。
お米を炊くにも、まずは火起こしからです。みんな火を怖がることなく、前に出て積極的に火起こしに参加します。そうした主体的な姿勢によって、お米を炊くのに丁度良い火加減を保つことが出来ていました。

そうして、全員で協力して作り出すこと約2時間、ようやくカレーライスの完成です!
自分たちで一から作ったご馳走の味は、格別です。お昼に焼きそばをおかわりし、おやつにかき氷を食べたことなど忘れたかのように、子どもたちはパクパクとカレーを口に運んでいきます。頑張って切ったお野菜は、とても甘くて柔らかく、お米もふっくらと艶々に炊くことができました。

身の回りのことから食事まで、「自分のことは自分でやる」という意識の下、お友達と協力して作り上げたカレーライスは、食べ終えた後も子どもたちの心の中に残り続けることでしょう。

その後は、みんなでお片付けです。灰で真っ黒になったお鍋や、カレーがたっぷりついたお皿を全員で協力して洗っていきます。顔に煤を付けながら、自ら進んで懸命に鍋を磨く姿には、思わず感心させられました。子どもが自立へと向かって逞しく成長する姿は、本当に清く尊いものです。

宿舎に戻って寝る支度を整えた後は、楽しみにしていた手持ち花火大会です!
暗闇の中で光り輝く花火に、子どもたちは大興奮。真夏の夜空の下、自然に囲まれた空間に子どもたちの花火が舞い上がります。スタッフ主導で小さな打ち上げ花火をあげると、思わず感嘆の声が挙がります。
「とってもきれい!」「うわあ、すごい!大きい!」

花火の合間に空を見上げると、宿舎以外に光のない山奥だからこそ見られる小さな星たちが、力強く輝いています。子どもたちは、都内では見ることのできない自然界のプラネタリウムに魅せられて、花火の興奮とはまた一味違う、どこか穏やかな気分に浸りながら、いつまでも空を見上げていました。

最後に、線香花火で花火大会を締めくくり、みんな大満足で宿舎へと戻りました。お友達と過ごした特別な夜は、子どもたちにとって忘れられない、夏の思い出の11ページとなったことでしょう。お布団に入った途端、子どもたちは一日を楽しみ尽くしたと言わんばかりに、朝までぐっすり眠っていました。

3日目の様子は次のページへ続きます。

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