【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(2022年8月10日~15日実施)
昨日は1日を通して八丈島を目一杯満喫したこともあり、子ども達はぐっすり。起きると、寝たはずの場所から移動していることに戸惑う、子ども達の微笑ましい姿が見られました。
朝食をすませた後は、登山の準備をしてから八丈富士に移動です。
八丈富士は、標高854メートルの伊豆諸島最高峰の山で、登山道は1280段もの石段で構成されています。
今回は7合目にある登山口から登山にチャレンジです!
まずはケガをしないように入念に体操をした後に、「八丈富士に登るぞー!」「おー!」の掛け声で準備万端。小学生13名、幼児9名と合計22名の子ども達、全員登り切れるかな?
登山始めはまだまだ元気。やる気に満ち溢れる小学生男の子たちが、石段を駆け上がります。後続の幼児たちも、一歩一歩足を踏みしめながら登ります。
中盤に差し掛かってくると、次第に子ども達に疲れが見え始めます。ところどころで休憩を挟みながら、頂上を目指します。この辺りでは次第に背の高い植物が減り始め、周囲を雲に覆われていることが確認できるようになりました。
その後も歩を進め、頂上まであと少し、というとこまでやってきました。お友達同士手を取り合い、また、小学生が幼児の手を引き励ましながら、頂上を目指します。
そして八丈富士を登ること約1時間、ついに山の頂上が姿を見せました。子ども達は最後の力を振り絞り、頂上へとたどり着きます。登り切った子ども達は、疲れだけでなく、達成感も顔を覗かせていました。
昨年に続き、一人も欠けることなく登頂することができました。子ども達、本当によく頑張りました!
八丈富士登頂後は、登山口の近くにある、「ふれあい牧場」で小休憩です。放牧された牛と触れ合ったり、高台からの景色を眺めたりと、ゆっくりとした時間を過ごします。
ふれあいファームでの休憩を挟み、空港のレストランで食事を済ませた後は乙千代ヶ浜の海水プールへと向かいます。
乙千代ヶ浜の海水プールは、その名の通り海から海水をくみ上げているプールです。
水着に着替えてプール入ると、海水のしょっぱさを感じられる珍しいプールということもあって、子ども達は大はしゃぎ。
この頃には、キャンプで初めて会うお友達同士もかなり打ち解けており、元々のお友達関係の垣根を越えて遊んでいる様子が見られました。
海水プールを楽しんだ後は、裏見ヶ滝へと向かいます。名前の通り、滝を正面からではなく裏側から見ることのできる滝です。滝の裏側に回り、流れる滝に頭を当てて「天然のシャワー!」といって遊ぶ子どもの姿も見られました。
この裏見ヶ滝のすぐそばには、「裏見ヶ滝温泉」という温泉があります。
昨年はコロナの影響で閉鎖されていたため入浴することが叶いませんでしたが、今年は開放されているとのことで全員揃って入浴です。温泉へと続く階段を下ると、深い森や滝に囲まれた温泉が姿を現しました。まさに「秘湯」と呼べる温泉です。
八丈富士登頂、水遊び、滝見学とイベント盛りだくさんの一日を過ごす子ども達は、ここで1日の疲れを癒しました。
温泉に入ったのちは富次郎商店様に立ち寄り、かき氷をいただきます。冷たいかき氷をほおばり眉間にしわを寄せながら、絶品のかき氷に舌鼓を打ちました。
宿に戻り、夕食をいただいていると次第に辺りが暗くなり始めます。いよいよ「光るキノコ」を探す時間です。
たくさん活動をした1日だったので、子ども達にアンケートを取り、希望する子供は光るキノコを探しに八丈植物園へと向かい、室内でゆっくり過ごしたい子ども達は宿で自由時間としました。
光るキノコは暗闇で光を放ちますが、懐中電灯などで明かりをつけると、その光の強さが勝ってキノコが見つけられなくなってしまうため、特別なライトで道を照らしながらキノコを探します。
探すこと数分、ついに幻想的に光る、キノコを見つけ出すことができました。こどもたちも思わず息をのみ、しばしの間キノコと眺めていました。
光るキノコを見終えたら、宿に戻り就寝準備の時間です。
3日目も、朝から晩までイベント満載の1日となりました。今日の思い出を小学生は日記に、幼児は絵日記として旅のしおりに記録します。日記を書いたら自分で準備をした布団に入って眠りにつき、明日の活動に備えます。
大海原を臨む芝生広場で自由遊び! くさやに島寿司にと、島のグルメに舌鼓を打つ様子は次のページへ
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