【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(2022年8月10日~15日実施)

キャンプもいよいよ後半戦に突入です。

一昨日、昨日と、イベント盛りだくさんの2日間を過ごしてきたため、本日は1日ゆっくり過ごす日です。朝もいつもより少し遅めの起床。毎日異なるレパートリーを見せてくれる子ども達の寝相に、思わず頬が緩みます。

身支度をした後は、朝食の時間です。4日目にもなると配膳も子ども達が進んで取り掛かります。「自分のことは自分でする」という習慣が少しづつ身についている様子が伺えます。

本日最初の活動は、「長田商店」様でのくさや工場見学です。長田商店様では40年以上、八丈島でくさやの製造を行われており、てんげんじこどものいえの八丈島キャンプでは毎年お世話になっています。店長の長田様に、八丈島の水産業や気候との関わりの中で、八丈島ならではの製法・風味となった、くさやの歴史を教えていただきます。

ご説明を聞くだけでなく、実際にくさや作りも体験させていただきます。くさやは、「くさや液」と呼ばれる液の中にムロアジやトビウオを漬けこんだ後に、乾燥させることで作ります。このくさや液は、混ぜれば混ぜるほどおいしくなると言われており、おいしいくやさができるよう、子ども達は丁寧に液を掻き混ぜました。

また、今回もご厚意でくさやを振舞っていただきました。今年はくやさの原料となるアオムロアジの漁がおこなわれず、くさやそのものが少ない状況であるにもかかわらず、我々のために特別にご用意くださりました。八丈島のくさやは、新島や大島のくさやて比べて臭みが少ないと言われていますが、実際にいただくと「おいしい!」と声が上がり、臭みの少なさを身を持って体験することができました。

くさや工場の見学を終えるころには、昼食の時間です。本日の昼食は八丈名物の「島寿司」をいただきます。
島寿司は、八丈近海でとれる新鮮な魚を醤油づけにして、わさびではなくからしと合わせて食べる握り寿司です。

はじめて島寿司を見る子ども達も多く、興味深々。いざ口にすると、これまでに食べたお寿司とは一風変わった味に、箸が止まりません。少し多めに用意していたものの、あっという間にぺろりと平らげていました。

島寿司で腹ごしらえをした後は、「大潟浦園地」で自由時間です。
大潟浦園地は、大海原が見渡せるきれいな芝生が広がる広場で、天気の良い日には散歩、ピクニック、ヨガなど八丈島方々からも人気のスポットです。走っても走っても終わりの見えない広大な広場に子ども達は大はしゃぎ。
女の子はおにごっこをしたり、海に向かって歌を歌ったりと自由に過ごします。


男の子は、大潟浦園地で過ごすすべての時間を「ミニ八丈島づくり」にかけていました。砂場のエリアで、八丈富士と三原山を模ったひょうたん型の島を作り、周囲に水を流して完成です。年長児から小学4年生の男の子たち全員が協力して作りました。

自由時間を楽しんだ後は、宿に戻って夕食です。宿の方が毎日おいしい食事を提供してくださり、本日もお腹いっぱいいただきました。

就寝前には、旅のしおりに本日の振り返りを記載します。くさやに島寿司に大潟浦での自由時間にと、子ども達それぞれが印象に残った瞬間を記録します。明日はどんなお楽しみが待っているでしょうか。

レイメイキングにスイカ割にと、最後まで八丈島を満喫する様子は次のページで

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