【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ(2022年8月10日~15日実施)

いよいよ本日が、1日を八丈島で過ごす最終日です。朝食を食べた後は「みはらしの湯」へと向かいます。
みはらしの湯へは、車で約30分ほどかかるのですが、朝から元気いっぱいな子ども達は、車内で歌を歌いながら到着を待ちます。

みはらしの湯は、島でも指折りの絶景が楽しめることで有名な露天風呂があります。入浴の準備をしてお風呂へ進むと、高台から大海原が臨める絶景が待っていました。体を流した後は子ども達は吸い込まれるようにその絶景が眺められる方へと歩を進め、海水浴のこと、八丈富士登頂のことなど、この旅での様々な思い出を振りながら、露天風呂へと浸かっていました。

これまでにも宿のお風呂で入浴指導を行っていたこともあり、使い終わった桶は洗い流してひっくり返す、脱衣所に出る前には体の水分をタオルでふき取るなど、マナーを守って公共の場を使わせていただくことができました。

入浴後は、休憩所でジュースを飲んで一息つきます。

最終日の昼食も、空港のレストラン「アカコッコ」様でいただきます。本来、空港のレストランは事前の予約ができないのですが、「てんげんじこどものいえ様であれば」ということで、八丈滞在期間中に3回、特別に予約をして昼食をとらせていただきました。
スムーズに昼食を取らせていただけたおかげで、子ども達の様々な活動の時間を十分に確保することができました。こうして周囲の方々に子どもの活動を支えていただけていることを感謝するばかりです。

食後は、空港内のお土産売り場でお土産購入です。保護者の方がお持たせになったお小遣いの範囲の中で、小学生は自分で計算しながら、幼児はリーダーにサポートをしてもらいながら、ご家族へ、そして自分へのご褒美にとお土産を購入してます。

お土産を購入したら空港を後にし、大賀郷園地へと向かいます。八丈植物園の近くにある芝生の広場で、前日の大潟浦園地にも劣らない広大な芝生が広がっています。
大賀郷園地の芝生では、バッタやカエルなどの生き物が多くいて、男の子たちは生き物探しに夢中になりました。
女の子たちはここでも鬼ごっこに走りまわったり、自分で考えた創作ダンスを踊ったりと、思い思いの時間を過ごしました。

自由時間を過ごした後は宿に戻り、「レイメイキング」に挑戦です。
八丈島でセラピストやダイビングインストラクターとしてご活躍されている、栗田さんに作り方を教えていただきます。

レイは海の無事を祈るお守りとして渡したり、部屋に飾ったりと、様々な用途で使われます。その土地の「神様の生まれ変わり」とも呼ばれるティーリーフをより合わせてレイを作ります。このティーリーフそのものにも、体の痛みをとったり、熱をさましたりと、様々な効能があるとのことです。採れたばかりのティーリーフは固いので、蒸気を当てて柔らかくし、編みやすくされたものをご用意いただきました。

今回は、一人当たりの6枚のティーリーフを編み込んでレイを作ります。
レイを折り、編み込む作業は繊細で、一つ一つの作業を丁寧に行う必要があります。試行錯誤しながら、時には栗田さんにお手伝いいただきながら、丁寧に丁寧に作業を進めます。

まずはティーリーフを2枚1組で編み込めるように、3分の1程度の大きさにします。ここで大事なことが、折り紙を折る時のようにしっかりと折り目をつけずに、このあと編み込みがしやすいようにやさしく折り目をつけるということです。
子ども達は教えを守り、やさしくティーリーフを扱います。

続いて、畳んだティーリーフを三つ編みの要領で、編み込んでいきます。編み込む際には一端を固定する必要があり、お友達と協力しながら編み進めます。


2枚1組のティーリーフが3組できあがると、この3組をまとめることでレイが完成です。この3つを組み合わせる作業が特に難しく、試行錯誤しながら、失敗してもあきらめずに繰り返し挑戦しながら、少しずつ組み進めます。
そして制作開始から約1時間30分、レイが完成しました。最後に、お花をあしらって、素敵でかわいらしいレイが出来上がりました。子ども達大満足の仕上がりて、早速首にかけたり、家族へのお土産にと大事に持ち帰ったりしていました。

八丈島の最終日はまだ終わりません。レイメイキングの後は、スイカ割に挑戦です!
手ぬぐいで目隠しをして、お友達の声を頼りにあちらへふらふら、こちらへふらふら。昨年チャレンジした際には、残念ながらスイカを叩いたものの割るには至りませんでしたが、何と今年は3人もの子ども達がスイカを叩いて、綺麗に割ることができました。見事に割れたスイカは、夕食時に一緒にいただきました。

こうして八丈島で予定していたすべてのイベントを終えました。明日はいよいよ竹芝に向けて八丈島を出発です。

名残惜しくも、八丈島を出発! 帰りの船内での様子と、保護者の方からいただいた感謝のお声は次のページへ

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