【活動報告】東京都亜熱帯区 八丈島キャンプ

■3日目
キャンプ3日目は雨予報であったため、当初の予定を一部変更して活動しました。

 ※八丈島キャンプは、これまでに10年以上八丈島でキャンプを開催してきた弊社社員がディレクターを務めています。
  八丈島を知り尽くしたディレクターの経験を活かし、柔軟に対応することができました。

まずは、くさや工場見学に行きました。40年以上八丈島でくさやの製造を行われている、長田商店様にお世話になりました。
製造過程を見学させていただくだけでなく、原材料にトビウオやムロアジが使われる理由、他の島で製造されるくさやとの味や香り・製造工程の違い、くさや菌の効能、くさや製造業の盛衰に至るまで細かに教えていただきました。

また、くさや液を混ぜるという作業も一部体験させていただきました。
くさや液は混ぜれば混ぜるほどおいしくなると言われていて、子ども達が順番に棒を使って混ぜておいしいくやさを作るお手伝いをしました。

さらに今回は、ご厚意で試食もさせていただきました。
くさや独特の香りから、もしかすると子ども達は敬遠するのではと思いきや、次々にくさやを手に取り食べていました。
「くやさっておいしいんだね!」と、新たな発見をする子どももいました。

見学終了後は、こちらからストップをかけるまで子ども達の質問が終わらないほどで、八丈島の文化や気候、風土に興味関心を抱く良いきっかけとなった様です。

くさや工場見学を終えると昼食の時間で、八丈名物の島寿司を食べに行きます。
実は知る人ぞ知るおいしい島寿司が食べられる穴場があるのです。それが「八丈ストア」という地域密着のスーパーです。
島寿司の他にも、島とうがらしやパッションフルーツなど、八丈島ならではの食材を取り扱っています。
スーパーに到着すると、子ども達は八丈島ならではの食材を一生懸命探していました。

ちなみに島寿司とは、八丈近海でとれる新鮮な魚を醤油づけにして、からしと併せて食べる握り寿司です。
今回は八丈ストア様にお願いして、特別に子ども用の辛子抜き(別盛り)の島寿司をご用意いただきました。
宿に戻っていざ食事を始めるとあっという間に完食で、「普通のお寿司はあんまり好きじゃないけど、島寿司はおいしかった」という子どもがいるほどでした。

島寿司で腹ごしらえをした後は、唐滝探検のトレッキングに向かいます。
唐滝は三原山の中腹にある八丈島内で最大の滝です。唐滝へ続く道はジャングルさながらの山道で、子ども達にとっては大冒険です!
道すがら、普段の生活では見かけない生き物や植物を観察しつつ、着実に歩を進めます。

残念ながら、唐滝の道は途中で崖が崩落していたため全員がたどり着くことは難しいと判断し、滝の近くにある「硫黄沼」を目的地としました。
硫黄沼は、名前の通り硫黄成分が含まれており、水面が青く輝く沼です。この美しい沼の前で、1列になって記念撮影!
またひとつ思い出が増えました。

ここから大多数の子どもたちは道を引き返したのですが、果敢にも2名の子どもは、「滝へのアタックに挑戦する!」と名乗りをあげたので、安全への配慮を最大限に行いながら滝を目指しました。途中の道の険しさは想像以上ではありましたが、無事に唐滝まで辿り着き、滝の迫力に歓声を上げました!

トレッキング後は、険しい道を上り切った子ども達にご褒美のかき氷タイムです。
夕食の時間も近いですが、デザートは別腹!ということで、かき氷をたべながら小休憩。
「頭がキーンとする!」と言いながらも、笑みをこぼして味わっていました。

その後は宿に戻り夕食を済ませ、あたりが暗くなるのを待って「光るキノコ」を探しに行きます。
八丈島には数種類の光るキノコが自生しており、その一部が自生する八丈植物園に向かいました。
夜の八丈植物園は、街灯もなく真っ暗。懐中電灯などで明かりをつけると、その光の強さが勝ってキノコが見つけられなくなってしまうため、特別なライトで道を照らしながらキノコを探します。そして歩くこと数分、ついに光るキノコを見つけることができました。踏みつぶさないように、距離を取ってそっと眺めます。


よく見ると少し緑がかって、幻想的に光を放っています。「うわーすごい!」と大興奮する子ども、信じられないという様子で目を丸くする子ども、反応は様々でした。
子ども達の手持ちカメラではキノコの幻想的な光を撮影することはできなかったので、ジッと見つめてしっかりと目に焼き付けていました。

3日目も、朝から晩までイベント満載の1日となりました。今日の印象的な出来事を、小学生は日記に、幼児は絵日記として旅のしおりに記録します。日記を書いたら就寝準備を進めて床に就き、明日の活動に備えます。

幻想的な霧の牧場訪問! 乙千代ヶ浜での海遊びの様子と、世にも珍しい「裏から見る滝」は次のページへ

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